▲写真=UTOIMAGE
国別の科学研究能力を評価する代表的な指標である「ネイチャーインデックス」のランキングで中国は3年連続で首位を守り、米国との格差をさらに広げた。米国が半導体の対中輸出を制限し、科学技術分野の交流も制約する中、中国の科学研究はむしろ成果を上げた。科学論文の成果は今後商用化される科学技術の先行指標となるため、米中の技術覇権競争の重心が中国側に傾くのではないかとの分析も聞かれる。韓国は国別ランキングで昨..
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国別の科学研究能力を評価する代表的な指標である「ネイチャーインデックス」のランキングで中国は3年連続で首位を守り、米国との格差をさらに広げた。米国が半導体の対中輸出を制限し、科学技術分野の交流も制約する中、中国の科学研究はむしろ成果を上げた。科学論文の成果は今後商用化される科学技術の先行指標となるため、米中の技術覇権競争の重心が中国側に傾くのではないかとの分析も聞かれる。韓国は国別ランキングで昨年と同じ7位だったが、機関別ランキングでは今年も50位以内に全くランクインできなかった。韓国で最高順位のソウル大は昨年より6ランク低い58位だった。
■研究機関トップ10の9割を占めた中国
国際的な総合学術誌「ネイチャー」を発行するシュプリンガー・ネイチャーは10日、今年の「ネイチャーインデックス」のランキングを発表した。同ランキングは世界の主要学術誌や学会に取り上げられた高品質な研究論文の国別・機関別の貢献度を集計した指標。国別ランキングの首位となった中国の論文貢献度は5万2735で、2位のアメリカ(2万6006)の2倍に達する。中国は1年間で貢献度が22.4%アップしたのに対し、米国は4.2%の伸びにとどまった。
機関別ランキングは中国の優位性をより鮮明に示している。中国科学院が1位、浙江大が2位となる一方、米ハーバード大は3位となり、昨年より1ランク後退した。4位から10位は全てが中国の研究機関と大学だった。
科学界は米国の圧力が中国の研究エコシステムの自立を促進したと分析している。米国は近年、先端半導体やAI(人工知能)アクセラレーター、量子技術関連の装置や技術の対中輸出を制限してきた。一部では「窮地に追い込まれたネズミ」のように、外部からの圧力がむしろ中国政府と大学・研究機関の結束を強め、研究エコシステムの構築を加速させる逆説的な結果を生んだと評価されている。
今年最も象徴的な変化は、ハーバード大がディープシークの創業者梁文鋒氏の母校である浙江大に大学ランキングの首位を譲ったことだ。ネイチャー・インデックスの評価が始まった2015年以降、昨年まで首位を10年間にわたって守ってきたハーバード大は、初めて2位に後退した。浙江大は中国の科学技術エコシステムの台頭を示す代表的なケースと言える。中国は数年にわたり、世界の優秀な人材を吸い込む「人材ブラックホール」戦略を展開してきた。永住権の特例、高い年俸と研究費、定年のない教授職を掲げ、ノーベル賞やフィールズ賞の受賞者など海外の著名な学者を招聘した。一方、米政府がハーバード大と法廷闘争を繰り広げ、研究費を圧迫・削減した影響などで米国の大学の順位は下がった。スタンフォード大は13位から14位に、マサチューセッツ工科大は18位から21位にそれぞれ後退した。
■韓国は応用科学3位、自然科学8位
国別順位で7位を維持した韓国の分野別成績は、新たに導入された応用科学分野では3位に入った。半導体・バッテリー・先端素材などの産業技術に近い研究分野では存在感が確認されたと言える。しかし、基礎科学の性格が強い自然科学分野の順位は8位にとどまった。
機関別ランキングでも、ソウル大は昨年の52位から今年は58位へと6ランク後退。韓国科学技術院(KAIST)は82位から80位へとわずかに上昇した。科学技術界からは、AI半導体、次世代バッテリー、量子技術、小型モジュール原子炉(SMR)などの戦略技術分野の競争で優位を確保するには、応用科学の強みを基礎科学の能力強化に結びつける必要があるとの指摘が出ている。
郭守根(クァク・スグン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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