▲写真=UTOIMAGE
ドイツに駐留する米軍部隊に勤務中、性的暴行を働いたとして訴追され、軍事裁判の直前に脱営した米陸軍兵士が、およそ30年にわたる逃避行の末に身柄を拘束されたことが分かった。この兵士はフランスの外国人部隊で服務し、その後はナイジェリア人になりすましてスペインで英語教諭として働いていたという。
【写真】米陸軍に指名手配されていたジェシー・バッシー元兵士
米連邦保安局(USMS)は6月9日、米陸軍の最優先指..
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ドイツに駐留する米軍部隊に勤務中、性的暴行を働いたとして訴追され、軍事裁判の直前に脱営した米陸軍兵士が、およそ30年にわたる逃避行の末に身柄を拘束されたことが分かった。この兵士はフランスの外国人部隊で服務し、その後はナイジェリア人になりすましてスペインで英語教諭として働いていたという。
【写真】米陸軍に指名手配されていたジェシー・バッシー元兵士
米連邦保安局(USMS)は6月9日、米陸軍の最優先指名手配者の1人だったジェシー・バッシー元兵士(69)を先ごろ米国に送還したと発表した。バッシー元兵士は昨年11月、スペインのマラガで身柄を拘束され、6月19日に米カンザス州フォート・レブンワースの軍事刑務所に収監されて16年間の服役生活を開始した。
バッシー元兵士は、ドイツ・シュバインフルト駐留の米陸軍第299前方支援大隊に下士官として服務していた1996年、性的暴行や強制わいせつの罪を犯し、軍事裁判所の裁判を受けることになっていた。しかし、裁判が始まるその日に部隊を無断で離脱した。
軍事裁判所はその後、欠席裁判を通じてバッシー元兵士に性的暴行・強制わいせつ・脱営などについて有罪を認め、懲役16年の刑を言い渡すとともに、二等兵への降格と不名誉除隊の措置を取った。米陸軍犯罪捜査局(CID)はバッシー元兵士の身柄を確保するために、決定的な情報を提供した人に2万5000ドル(約400万円)の懸賞金を支払うことを表明していた。
捜査の結果、バッシー元兵士はドイツを離れた直後、偽名を使ってフランスの外国人部隊に入隊したことが分かった。2000年の初めまで外国人部隊にいたが、その後はフランスでホームレス生活を送り、自分より18歳年下のナイジェリア人の身分を盗用してナイジェリア人になりすました。
USMSはバッシー元兵士が米国には戻らないとみて、欧州やアフリカを中心に行方を捜した。すると、SNS(交流サイト)でバッシー元兵士に関する情報が寄せられた。捜査官らはこの情報を基に行方を追い、バッシー元兵士がスペインのマラガにある学校で英語教諭として働いていることを突き止めた。その後、国際刑事警察機構(インターポール)、スペイン国家警察、スペイン法務省などの協力を得て身柄拘束・送還の手続きを完了させた。
今回の検挙によって、USMSの歴史上最も長期間にわたった追跡事件の一つが終結した。USMSのガディアセス・セラタ局長は「30年近い時間が流れても逃亡者を最後まで追跡した連邦保安官たちの心意気が示された事件だ」として「長い間、正義が実現することを待っていた被害者と家族にとって意義深い勝利」と話した。
ただし、バッシー元兵士が偽名を使ってフランスの外国人部隊に入隊し、全く問題なく4年間も服務していた事実が明らかになったことから、外国人部隊の身元確認体制がずさんだったのではないかとの指摘も出ている。フランスの外国人部隊は以前から志願者が偽名で服務できる制度を運用してきた。外国人部隊側は、入隊後に身元照会を経て実際の身元を確認しているが、一定の期間は偽名使用が可能なことが分かっている。このため、犯罪者や指名手配犯がネームロンダリング(別人になりすますこと)するためのルートとして悪用されるとの懸念が以前から示されていた。
チェ・ハヨン記者
チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版
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