独島問題で韓日通貨スワップ縮小へ

 独島(日本名・竹島)問題による韓日の外交的な対立で、韓日通貨スワップの規模が5分の1に縮小されることが決まった。

 韓日両国は9日、韓国企画財政部(省に相当)、韓国銀行、日本の財務省、日本銀行による共同発表で「足下では両国の金融市場が安定し、マクロ経済の状況も健全だとの認識の下、韓日両国は韓日通貨スワップの増額部分の延長は必要がないとの結論に至った」と表明した。韓国は昨年10月、130億ドルだった日本との通貨スワップの規模を1年間の時限措置で700億ドルに増額することで合意したが、増額部分の通貨スワップは今月末の期限満了で終了する。韓日通貨スワップの規模は来月以降、130億ドルで維持される。

 発表を受けた9日の外国為替市場、株式市場は特に影響を受けず、ウォン相場は前日比1.30ウォンのウォン高となる1ドル=1110.70ウォンで取引を終え、年初来高値を付けた。韓国総合株価指数(KOSPI)は前日比0.1%安だった。

羅志弘(ナ・ジホン)記者
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