「在日韓国人が追放される」 日本の右翼勢力がデマ拡散

入管のウェブサイトがまひ

 「7月9日のデマ」はそこで生じた。今年初めから日本の右翼勢力のツイッターアカウントとブログに「7・9在日朝鮮人追放日」と題する書き込みが相次ぎ始めた。デマだが内容は具体的だった。「7月9日から周囲の在日を警察に通報し、日本から追い出せばよい」「7月9日から在日の通名使用が全面的に禁止される。通名を使えば不法滞在と見なされ強制送還される」「7月9日まで我慢しろ。犯罪と売春婦の巣窟・在日がついに本国に追放される」といったものだった。

 先月特別永住権証明書への切り替えを終えた在日同胞Aさんは「普段から中傷されながら暮らしているので最初は無視したが、意外にも多くの日本人が私を追放対象だと思っていたので、驚いて区役所と大使館に確認した」と話した。Aさんは「ここで生まれ育ったのに不法滞在扱いされるとは、悪質なデマだとしてもあまりにつらかった」と話した。

 在日同胞4世のBさんはツイッターに「右翼サイトが(勝手に)『不法滞在者取り締まりリスト』を作成し管理しているようだ。流言飛語だと思って気にしないようにしたが、ますます暮らすのが怖くなった。関東大震災後の朝鮮人虐殺を目撃した思いだ」と書いた。東京の民団中央本部のソ・スンジャ生活部局長は「在日同胞が7月9日以降追放されるというデマを聞いた同胞らが日本全国の民団事務所に相談の電話をかけてきている」と話した。

 日本の外務省関係者は「『特別永住者証明書』の発給は強制送還と全く関係ない。今後もウェブサイトを通じ、詳細に案内していく」と説明した。

東京=ヤン・ジヘ特派員
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