父親の「へそくり」を偽札にすり替えた38歳女を拘束 /群山

 全羅北道群山に住む自営業の女(38)は、2014年から同居する父親のへそくりに手を出し始めた。収入が一定でなく、金が足りなかったためだ。

 女は、父親の革ジャンパーの内ポケットから現金をこっそり抜き出して使っていることがばれるのを恐れ、カラーコピー機で5万ウォン(約5000円)札の偽造紙幣を作り始めた。父の財布から現金を抜き出して代わりに偽札を入れ、収入があったら偽札を再び本物の紙幣と入れ替えた。

 父親は娘の「犯行」を3年余りたった最近になってようやく気付いた。父親は今月26日午後1時10分ごろ、妻と一緒に群山市内の銀行に行き、現金自動預払機(ATM)で自身の口座に現金200万ウォン(約20万円)を入金しようとした。ところが、ATMが5万ウォン札6枚を認識しなかった。

 父親は銀行職員に助けを求めた。銀行職員はこれらの紙幣が偽札であることを確認、警察に通報した。女の母親は、警察に「娘がやったようだ」と語った。

 28日、警察に拘束された女は「生活費を工面しようと親のへそくりに手を付けた。ばれるかと思って偽札を作った」と自供した。警察は取り調べが終わり次第、女の逮捕状を請求する方針だ。

群山=キム・ジョンヨプ記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
あわせて読みたい