【コラム】われわれ韓国人が手を差し出すべき日本人もいる

日本の「嫌韓流」は中国の「限韓令」とは別 さまざまな声の中の一つ
防弾少年団ドーム公演は全席完売…そういう日本と未来を切り開くべき

 日本は多様な声が存在する民主国家だ。終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備に端を発する中国の「限韓令」には、異なる声が割り込む余地がなかった。だが、「嫌韓流」は日本から上がっているさまざまな声の1つに過ぎない。その声にカッとなれば、両国関係の悪化を望む人々が仕掛けた「わな」にはまることになる。広島平和記念公園には韓国人原爆犠牲者慰霊碑が建っている。もともとは同公園の外にあった。その慰霊碑を公園の中に建てられないようにしたのも日本人だし、そうした人々と闘って慰霊碑を公園内に移し、共に追悼したのも日本人だ。防弾少年団はきのうの東京ドームを皮切りに、大阪・名古屋・福岡でドーム公演を行う。全席売り切れだそうだ。両国の不和を狙って1年前の動画を見つけ出し、邪魔しているのも日本人だが、防弾少年団のコンサートチケットを完売させて歓迎しているのも日本人だ。どちらの日本人に我々が手を差し出し、その手を取れば、歴史問題の痛みを乗り越えられ、未来への扉を開けるのかは明らかだろう。

金泰勲(キム・テフン)出版専門記者

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