ゴルフ:満身創痍でJLPGA賞金王を目指す申智愛

 申智愛のライバルたちは、10歳も幼い日本の1998年生まれの「黄金世代」だ。この世代は9年前、世界トップの申智愛の最大のライバルの一人だった宮里藍(34)を見ながら育った。その代表選手が渋野日向子だ。渋野日向子は賞金ランキング2位(1億643万円)で、申智愛(1億1652万円)を猛スピードで追い上げている。申智愛は「器用で勇気のある友人」と「黄金世代」について語る。「大会の最中でも私に直接近づいてきて、『こういうショットはどうやって打つんですか』『こういう場合はどんな心構えで臨むんですか』などと質問してきます。これまでは両親やエージェントを通じて連絡を取り合っていたんです」。次いで「日本特有の安定したスタイルをこれらの世代が変えている」とした上で「皆がさまざまなプレーを見せてくれるので、私も自然と分析するようになる」という。

 申智愛は「これまでどれだけ多くの方々が私と共に歩んでくださったのかが分かったとき、心が変わった」とし「ゴルフが本当に好きになって、今後もますます好きになると思う」と言った。20年以上もゴルフだけにエネルギーを注いできた人が言える言葉だろうか。「私はゴルフが不思議でなりません。その小さなボールをスイングして打って目標の場所に飛ばすというその行為がです。飛んでいくボールだけを眺めていても気分がいいんです」。初心を取り戻すという最も難しいことをやり遂げた申智愛は、今後何でもやりこなしていくことだろう。

チェ・スヒョン記者
前のページ 1 | 2 | 3 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ゴルフ:満身創痍でJLPGA賞金王を目指す申智愛
  • ゴルフ:満身創痍でJLPGA賞金王を目指す申智愛

right

あわせて読みたい