中古BMWを埋めて「盗まれた」と保険金詐取、男に実刑=水原地裁

 水原地裁は14日、安価で買い取った中古車を分解し、土に埋めたり、工事現場に捨てたりした後、盗難に遭ったと虚偽申告を行い、保険会社から合計で1億1150万ウォン(約1020万円)の保険金を詐取したとして起訴されたA被告(56)に懲役1年8月の実刑判決を言い渡した。

 A被告は2017年3月に中古の「BMW760」を4000万ウォンで購入。過去に刑務所で服役中に知り合った知人に「車を盗まれたように偽装してほしい」と依頼した。A被告の虚偽申告を受けた保険会社は保険金8750万ウォンを支払った。

 これに先立ち、A被告は1200万ウォンで購入した双竜自動車「チェアマン」を同じ手口で処分し、保険金2400万ウォンを受け取った。また、知人を運転代行会社に就職させ、故意に事故を起こした後、保険会社から治療費2200万ウォンを受け取った。

水原=チョ・チョルオ記者
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