ロボット審判がストライクとボールを判定、球審が2秒後にコール

 KBOの関係者は「ロボット審判を独立リーグに導入している米国も、判定まで2秒ほど遅れる。システムを改善し、現在の審判がコールしているスピードまで短縮するのが目標」と語る。

■「従来のストライクゾーンと違う感じがする」

 野球ではストライク・ボールの判定において、審判各自によりストライクゾーンが別々に存在すると言われるほど、主観的な判断が介入しやすい競技だ。そのため、物議を醸すことも多かった。しかし、ロボット審判が導入されれば、そんなことはなくなる。スポーツ2iの関係者は「設定されたストライクゾーンにボールがわずか1ミリでも入ればストライクと判定される」と説明する。言い換えれば、1ミリでも外れれば冷静にボールとコールされるのだ。

 人間のストライクゾーンに慣れていた選手たちは、たまに自分の思ったのと違う判定が下されると首をかしげる場面も見受けられた。ソン・ジェホンは「普段よりも左右の幅が狭くなり、上下の幅は広くなったように感じた」とし、「最初は適応するのが大変だったが、『ロボット判定であるだけに一貫性があるだろう』と思い、心理的には楽だった」という。チョン・ウンジェ主審は「正確な判定を下さなければならないというプレッシャーは明らかに減った。しかし、「全体的には私が思った判定と一致していた。しかし、あるボールは『かなり外れている』と感じたが、ストライクと判定された」と感想を述べた。

 今後は、打者によって変化する打撃フォームに合わせた「オーダーメード型のストライクゾーン」をいかに開発していくかが課題となる。現在の技術では打者の身長だけを基準にゾーンを設定する。KBOの関係者は「打者ごとに打撃フォームが違っていて、技術的には容易でない部分」とし、「データが蓄積されれば、自動的にゾーンを認識して設定する水準にまで引き上げたい」と説明した。

利川=キム・サンユン記者

■「2020年世界革新指数」2位韓国、TOP10は?

◆「2020年世界革新指数」2位韓国、TOP10は?


前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ロボット審判がストライクとボールを判定、球審が2秒後にコール
  • ロボット審判がストライクとボールを判定、球審が2秒後にコール

right

あわせて読みたい