反日不買運動はなかった…ユニクロの前に長蛇の列

 すっきりとした端正なデザインでファッション・マニアたちに愛されているブランド「ジル・サンダー」は、コートやスーツの価格が数百万ウォン(数十万円)台に達する。そのジル・サンダーのデザインを10分の1にもならない価格で購入できるという話が伝わるや、全世界のユニクロの各店舗には発売日に合わせて人々が殺到した。同日午前11時30分に開店したユニクロのソウル・明洞店や街路樹通り店前にも蚕室店と同様、長蛇の列ができた。

 インターネット上のファッション情報コミュニティー・サイトには「ユニクロのジル・サンダーに140万ウォン(約13万円)使った」「気付いたら私も80万ウォン(約7万5000円)使っていた」といった書き込みが相次いでいる。この日、蚕室店の店内は「闇市」をほうふつとさせる混雑ぶりだった。

 店の外では整然と並んでいた人々が、店内ではウール素材だけでなく、高級カシミヤ混コートでも30万ウォン(約2万8000円)を超えないのを確認すると、慌ててショッピングカートに放り込んだ。ジル・サンダーで50万-70万ウォン(約4万7000-6万6000円)台のシャツとほぼ同じデザインのシャツが、+Jコレクションでは4万9900ウォン(約4700円)だった。

■世界競争力ランキング1位はシンガポール、韓国23位、日本?

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