「独島でアシカを捕っていた日本人の納税、大韓帝国が支配していた証拠」

『独島は幻想の島か?』を執筆、日本側の主張に反論したユ・ミリム、イ・ギボン両氏
「鬱陵島から『天気が良ければ見える』という『世宗実録地理志』の于山島の記録は、独島の実際の状況と正確に一致します」(イ・ギボン)
「武陵島と于山島が同じ島だったと? 武陵島(鬱陵島)を于山島と誤って記した『太宗実録』の記録は按撫使(あんぶし)として派遣された金麟雨(キム・インウ)の現地調査を経て『世宗実録』できちんと修正されました」(ユ・ミリム)

 ユ所長は「1900年の大韓帝国の『勅令第41号』で鬱島郡の管轄区域として明記した石島は、当時の住民らが独島を呼ぶときに使っていた『トクソム』(トルソム。石の島)から意味を取って、漢字表記したもの」と語った。「トク」の音を取った「独島」の別表記というだけで、これを立証するため、韓国各地の地名で「トク」が「トル」という意味で使われている事例を319件見つけ出して提示した。ユ所長は「1902年に独島でアシカを捕っていた日本人が鬱島郡に納税したというのは、大韓帝国が独島を実効支配していたという証拠」と語った。

 一方で二人とも、大学の研究室の外で研究しているので悩みも少なくない、と打ち明けた。ユ所長は「各機関の協力を受けにくく、資料収集でも困難に直面する」と語った。イ研究士は「学者ですら古地図と近代地図の差をよく理解できていないことが多い」と指摘した。二人は「韓国の学界は、既存の資料だけでも十分に解釈して研究を深化させるべき」と主張した。

兪碩在(ユ・ソクチェ)記者

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