これに対し、朴候補は「『追い出せ』という表現は男性優位の家父長的、女性卑下発言だ」とし、「この単語を使った候補に深く傷つけられた」と主張した。ツイッター上では「朴映宣は女性卑下呼訴人」だとし、「補選出馬で被害者に二度も被害を与えるな」との批判が見られた。女性中心の掲示板である「女性時代」でも「代理謝罪呼訴人か」「フェミニズムを盾に使うな」といった批判があった。
「呼訴人」という単語はインターネット上で与党関係者に対し幅広く使われている。昨年4月に慶尚南道梁山市の土地を購入し、関連証明書類に「営農経歴11年」と記入した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「農夫呼訴人」と批判された。文大統領が最近の韓国土地住宅公社(LH)職員による土地投機疑惑について、「容認できない問題であり、感受性を持って受け止めるべきだ」などと述べ、強硬な措置を求めたとする記事にも「容認不可呼訴人」「感受性呼訴人」「感性呼訴人」などというコメントが付いた。
このほか、次期大統領選の有力候補である民主党の李洛淵(イ・ナギョン)代表は「大統領戦候補呼訴人」「次期大統領呼訴人」と呼ばれ、検察改革を主張して法務部長官に就任したチョ・グク元法務部長官は「検察改革呼訴人」と皮肉られている。