「英語で北朝鮮の実情を伝えたい」…ユーチューバーに転身する脱北者たち

アクセスが1000万回を突破した動画も

 韓国国内でも脱北民の能力向上を目指す民間団体「フリーダム・スピーカーズ・インターナショナル(FSI)」などから支援を受け、英語を学んでユーチューブ・チャンネルを開設した脱北民の若者が増えている。

 脱北民たちが出演する人気芸能番組を通じて有名になったチョン・ユナさんが昨年末に立ち上げた「Yuna from DPRK」、パク・ウンヒさんの「Eunhee from North Korea」などがよく知られている。江原道元山出身のパク・ウンヒさんは2012年に脱北し、韓国では中央大学に通いオーストラリアでの語学研修も経験した。

 10代後半で北朝鮮を脱出し、ソウル大学を卒業したホ・ジュンさんが英語、または英語の字幕と韓国語で進行している「Humans of North Korea」も注目を集めている。中でも2017年5月にホさん自ら出演し、北朝鮮住民に対する韓国人たちの反応を紹介した映像はアクセスが1000万回を超えた。登録者数も24万人に達している。

 英国駐在の北朝鮮公使だった韓国野党・国民の力所属の太永浩(テ・ヨンホ)議員も先日自らのユーチューブ・チャンネル(太永浩TV)を立ち上げ、英語で動画を配信している。中国を通じて12人の従業員が集団で脱北した柳京(リュギョン)レストランの元支配人ホ・ガンイルさんもニューヨークを拠点に「Change North Korea」を立ち上げ、北朝鮮の実情を紹介している。

■「2020年腐敗認識指数」韓国33位、北朝鮮170位、日本は?

キム・ミョンソン記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • ▲平壌出身で米国に定住しているイ・ソヒョンさんのユーチューブ・チャンネル「ビョンハッタンTV」/ビョンハッタンTVキャプチャー
  • 「英語で北朝鮮の実情を伝えたい」…ユーチューバーに転身する脱北者たち

right

あわせて読みたい