中国人客ばかり当てにしていたら…ソウル・明洞1階空室率60%に

韓国代表する商業地の不振…新型コロナだけが原因ではない

 こうした間に情緒豊かな明洞の姿は徐々に消えていった。1994年から眼鏡店「EYEDAQ」を経営しているキム・ヨングン代表は「昔は『明洞に行ってきたよ』と言うと、『韓国一の街』に行ってきたという自負心があった」「代々伝わる家業とまでは言わなくても、歴史のある飲食店や貴金属店、紳士服店、眼鏡店も多かった、韓国の高級ショッピング街で、映画俳優たちが歩いている街という情緒が消えてしまった」「常連客の中には、『思い出が消えた』と涙する方々もいる」と話した。

 一時、地価が1坪(約3.3平方メートル)当たり10億ウォン(約9700万円)に迫る「地価韓国一」だった明洞の地価も足を引っ張った。ファン・ドンハ会長は「明洞の物件オーナーたちが家賃を70%まで引き下げても、誰もテナントで入ってこない状況だ」「公示地価は倍に跳ね上がり、今いる人たちも出て行ってしまうのではないかと、物件オーナーたちもテナントに対して『乙(弱い立場)』になってしまい、一言で言えば死にそうなくらいだ」と言った。明洞8キルのある不動産会社社長は「賃貸料は確実に下がったが、だからと言って空室を求める人は全くない」「自分の財産がかかっている問題だが、今のタイミングで、ここで商売しようと冒険する人はいないだろう」と言った。

 新型コロナが終われば明洞は再び復活するのだろうか。ファン・ドンハ会長は「新型コロナ後に明洞を守っていくのは、結局は化粧品だろうが、これまでの間に中国のローカル・ブランドがたくさんできてオンライン輸出販売もしているため、果たして観光客たちが明洞の店に来て化粧品を買っていくのか、それがカギだ」と見ている。キム・ヨングン代表は「明洞の店舗経営者たちが猛省し、昔のように韓国人客がまた来られるような販売アイテム、サービス、政策など、明洞という街の多様性を確保するため努力しなければならない」と語った。

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カン・ダウン記者 , キム・ドンヒョン記者
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