ラファールはフランス軍のプライドが込められた次世代戦闘機だ。核ミサイルを搭載し、半ステルス状態で空対空、空対地作戦を遂行する。燃料や武器を機体重量の1.5倍まで積むことができ、武器の搭載能力は世界でもトップクラスに挙げられる。英・独・伊・西が「ユーロファイター」戦闘機を共同開発したのとは違い、独自路線にこだわったフランスの生み出した結果物だ。ラファールとは、フランス語で「突風」を意味する。
ラファールはフランスの野心作だったが、実戦配備が始まって14年が経過した2015年にようやくエジプトが購入し、初の輸出が実現した。エジプトのほかにも、2015年から17年にかけてカタールとインドがそれぞれ36機を購入した。だが2018年と19年には輸出のニュースが途絶えた。輸出量は、フランス軍に配備された192機に比べてはるかに少なかったため、内需用だと皮肉られることもあった。
ラファールの販売が振るわなかった最大の理由は、国力が先行する米国に比べ、武器の販売で劣勢を克服し難かったからだ。1機当たりの価格は、韓国ウォンで少なくとも1500億ウォン(約146億円)を超えるため、米国製の戦闘機より安いわけでもなかった。特に、フランス語を使う隣国ベルギーが2018年に米国ロッキード社のF35を導入する契約を結んだことで痛手を受けた。
だが昨年9月のギリシャとの販売契約締結後、活気を帯びている。特にインドネシアは、韓国型戦闘機(KFX)を共同開発するとしていたのがラファールの購入へと方向を変え、フランスとの交渉も流れに乗っている-という報道がなされている。