バス上部のCNGタンクと街路樹が緩衝材に…前方の乗客8人「九死に一生」 /光州

最後部の座席に座っていた60代女性、降車ボタン押し移動して命拾い

 死傷者17人という大惨事の中、唯一の軽傷者で退院したキムさん(63)=女性=はバスの乗車口側に座っていた。キムさんは骨折などの外傷はなく、口の周りに擦り傷ができた程度だった。キムさんは事故発生時に119番通報すると共に、夫のイさん(64)にも事故を知らせた。イさんは「妻は『運転席周辺の前の方は比較的つぶれていなかったので重傷を免れた』と言った」「バスの前側の窓から入ってきた救助隊の手を最初につかんだのも妻だった」と言った。運転手イさん(58)は指や胸などを骨折し、脳出血の症状もある。妻のチェさんは「バスを15年運転している夫があれほどの事故で助かったのは天の恵み」と言った。

 事故直後、バスのフロントガラスを割って進入路を確保した後、救助作業に当たった光州消防本部のキム・グァンホ救助チーム長は「バスに入った時、後部座席の乗客は既に死亡した状態だった」「中間地点までにいた生存者8人は約20分後に全員救助した」と語った。

■「世界で最も住みやすい国」2020年版発表、韓国17位、米国28位、日本は?

チョ・ホンボク記者 , キム・ミンギ記者
前のページ 1 | 2 次のページ
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) Chosunonline.com>
関連ニュース
関連フォト
1 / 1

left

  • バス上部のCNGタンクと街路樹が緩衝材に…前方の乗客8人「九死に一生」 /光州
  • バス上部のCNGタンクと街路樹が緩衝材に…前方の乗客8人「九死に一生」 /光州

right

あわせて読みたい