MLB:モンゴメリー・ビスケッツが「モンゴメリー・キムチ」? ハングルロゴ入りユニでプレー

 米大リーグ(MLB)のマイナーリーグの試合に登場した「キムチ」ユニホームが注目を集めている。ある球団が、韓国文化を記念するためハングル入りのユニホームを着てグラウンドを走り回ったのだ。

■外国人に最も好まれている韓国料理2位はキムチ、1位は?

 MLBマイナーリークのダブルAに属するモンゴメリー・ビスケッツは今月16日(現地時間)の試合で、この特別なユニホームを着込んだ。18日(現地時間)にAP通信など外信が報じた。ユニホームは明るいオレンジ色をベースにして、ハングルで「キムチ」と大きく記されている。背番号の部分には、キムチを視覚化したかわいらしいイメージにハクサイの葉まで描かれている。

 ユニホームだけではない。この日はチーム名も「モンゴメリー・キムチ」になった。球場の売店では球団の象徴であるビスケットにキムチソースを添えたキムチビスケットやキムチナチョス、焼きギョーザが販売された。球団のホームページではキムチユニホームやキムチをキャラクター化したTシャツなどが売られ、「韓国文化遺産の夜」というタイトルの記事で伝統舞踊などさまざまな韓国文化を紹介した。

 選手らが着たユニホームは試合後、すぐにオークションにかけられた。収益は全額、地域社会と韓国学生との間の文化交流を主導してきた地域団体に寄付された。

 モンゴメリー・ビスケッツはMLBタンパベイ・レイズの傘下にあるマイナーリーグのダブルAチームで、アラバマの州都モンゴメリーに縁故がある。タンパベイ・レイズは崔志万(チェ・ジマン)選手が活躍しているチームとしても有名だ。モンゴメリー・ビスケッツは、ホームで行われた16日の試合で、相手チームのビロクシ・シャッカーズを9対8で破って勝利した。

 今回の行事は、韓国とアラバマ州の教育・経済交流を推進してきた非営利団体「A-KEEP」と球団が共同で推進した。韓国文化を広くPRしようという目的からだ。モンゴメリー市には、2005年の現代自アラバマ製造法人の進出を契機として韓国関連企業が続々と展開している。この影響で周辺には韓人タウンが形成されており、韓国系の人口も多い。

 球団ゼネラルマネージャーのマイケル・モーフィー氏は、ローカルメディアの「モンゴメリー・アドバータイザー」のインタビューで「食べ物こそ文化において最も重要な要素」とし「来年も『韓国遺産の夜』を開催する予定」と明かした。

ムン・ジヨン記者
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  • ▲写真=BiscuitBaseballのツイッターより

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