韓国の古銭を収集するマイケル・パリスさん「1966年発行10ウォン硬貨、今では150万ウォンに」

金属探知機を片手に韓国の登山道を探索
「ビットコインよりリアル・コインへの投資を」

 パリスさんは「ビットコインよりも韓国のリアル・コインに投資してほしい」と言う。発行量が少ない年の硬貨はもともと希少価値が高かったが、ここ1年で取引価格が2-3倍に高騰したためだ。硬貨の使用量が減り、希少価値が高まった上、超低金利時代を迎えて市場に流動性があふれ出したことから、古銭に対する「投資」が集中したのだ。

 1998年に韓国銀行が広報用として配布したコインセット(1ウォン-500ウォン〈約0.09円-48円〉、計6種類)は、昨年初めまで280万ウォン(約26万8000円)程度だったが、今年4月には380万ウォン(約36万4000円)で売れた。1998年に刻印された500ウォン硬貨は、同年のミント・セットに収録された8000枚だけなので、問い合わせが多いという。パリス氏はこれをはじめ、1970年の100ウォン(約9.6円)、66年の10ウォン(約0.96円)、72年の50ウォン(約4.8円)、87年の500ウォン硬貨を投資価値のある硬貨として挙げた。1970年発行の100ウォン硬貨は2018年まで11万3000ウォン(約1万800円)で取引されていたが、今年4月には85万ウォン(約8万1000円)で販売されたという。また、1966年発行の10ウォンも2018年には33万ウォン(約3万1000円)で取引されていたが、同じく今年4月には150万ウォン(約14万4000円)で販売された。

■韓国のイメージ、国民より外国人の方が肯定的?

キム・ウンジョン記者
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