【独自】孫石熙氏のアナウンサー不倫を指摘したユーチューバー収監

 裁判所は「不倫」の主張について、主流メディアはもちろん、他のユーチューブ疑惑もまともに扱っていない状況で、G被告だけが指摘した点を重く見た。裁判所は「当時メディアは孫代表のキム元記者暴行疑惑と当て逃げ疑惑を集中的に報道し、同乗者の有無については、『キム元記者と孫代表の主張が食い違っている』といった程度の報道が大半だった。孫代表とアン氏の不倫に関する言及は全くなかった」とし、女性同乗者の件はキム元記者とけん引車運転手による一方的主張であり、他のユーチューブチャンネルも留保的な態度を取っていたため、G被告がアン氏の同乗と不倫関係を事実と信じる理由があったとは見なせないと判断した。

 G被告は誤りを認めながらも、量刑が重いと受け止めている。G被告の弁護人によると、G被告はその後、謝罪動画を投稿し、和解を求め、被害補償のための供託も試みたという。しかし、孫代表はそれらを全て拒絶した。それにもかかわらず、裁判所は一審判決で、「G被告は被害回復のための努力を全く行わなかった」と指摘した。

 一方、キム元記者を暴行したとして、孫代表に下された罰金300万ウォン(約27万9000円)の略式命令は昨年4月に確定し、大法院では昨年12月、孫代表に対する恐喝未遂罪で起訴されたキム元記者の懲役6月の判決が確定した。

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チェ・フンミン記者
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