朴智星の訴え…「マンUファンの気持ちは分かるが『犬肉ソング』もうやめて」

朴智星の訴え…「マンUファンの気持ちは分かるが『犬肉ソング』もうやめて」

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)で活躍した元サッカー選手の朴智星(パク・チソン)さん=40=が、『犬肉ソング』と呼ばれる自身の応援歌について「もう歌わないでほしい」と訴えた。

 マンUは4日(韓国時間)、球団公式サイトを通じ、球団の公式ポッドキャスト「UTDポッドキャスト」に朴さんが出演したというニュースを伝え、その中で6分27秒の動画を公開。「UTDポッドキャスト」は球団が制作している番組で、現役・元選手、コーチのインタビューを公開している。

 朴さんはこの日公開された動画で『犬肉ソング』について話した。『犬肉ソング』は「朴智星、君がどこにいようと君の国では犬を食べるだろうが、賃貸住宅でネズミを獲って食べるリバプールよりはマシだ」という内容の応援歌で、サポーターが朴さんを応援すると同時にリバプールを冷やかす意味で歌われた。最近では黄喜燦(ファン・ヒチャン)のウルバーハンプトン入団が発表された際にも歌われた。

 朴さんは「率直に言って、この場を借りてはっきり話しておきたい部分でもある」として「約15年前にオランダからイングランドに移籍し、全てが変わった。そのため、初めてその応援歌を聴いたときには非常に誇らしく感じた。サポーターの皆さんが自分のための歌を作ってくれたからだ」と話し始めた。

 続けて「選手入場のときに自分の応援歌があるというのは非常に良いし、誇らしいことだ」としながらも「犬肉を食べるという歌詞を聴いたとき、いい気持ちはしなかった。そのような歌詞が許されるのか、大丈夫なのかと思う一方で、その部分についても自分が適応すべきなのかもしれないと思った」と話した。

 朴さんは「しかし、15年が過ぎ、世の中が変わった」として、今後は『犬肉ソング』を歌わないよう求めた。

 朴さんは「もしかしたら、韓国には存在しないが(ここにだけ存在する)固定観念でもある」として「歴史的に、かつて韓国で犬肉を食べていたのも事実だが、最近の若い世代は犬肉を食べる行為そのものを嫌う人が多い。また、犬肉を提供する食堂自体を想像しない人がほとんどだ」と説明した。

 さらに「もちろんサポーターが攻撃的な意味を込めていたのではないと思うが、そのような内容をこれ以上使わないよう伝えるべきだと思った。もしかしたら韓国人に対する人種的な侮辱かもしれないからだ」と述べた。サポーターの意図とは異なり、アジア人に対する人種差別やリバプールの人々に対する侮辱と捉えられかねないというわけだ。

■韓国人が好きなスポーツ選手1位は?

キム・ガヨン記者
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