ソーシャルメディア（SNS）のフェイスブックのメッセンジャーで親しくなった女子中高生を「衣料品のモデルをやってみないか」と誘い出し、性的関係を結んだり、わいせつな動画を撮影したりしたとして、ソウル冠岳署は6日、A容疑者（27）を逮捕した。
本紙の取材によると、A容疑者は20代前半の同世代であるかのように装い、フェイスブックで知り合った被害者らと親しくなったという。その後、A容疑者は「通販サイトを開設したのだが、衣料品のモデルを探している」「一度写真を撮らないと、モデルになれるかどうか決められない」などと持ちかけ、被害者らをソウル市内の自宅に誘い込んだ。A容疑者は被害者らと飲酒し、性的関係を結んだり、その場面を違法に撮影したりした疑いが持たれている。
警察は今年1月、「未成年者がA容疑者に性的暴行を受けた」という通報を受け、捜査に着手した。A容疑者から携帯電話の任意提出を受けて分析する過程で、数人分の違法な動画を発見。捜査範囲を拡大し、被害者数十人を特定した。警察はA容疑者がフェイスブックのメッセンジャーで交わした会話内容3000件余りを確保し、分析を進めた。A容疑者は警察の取り調べに対し、「合意した上での性的関係だった」と主張したという。キム・スヒョン弁護士は「満16歳未満の場合、性的関係の合意の有無に関係なく、刑法上の強制性交罪で処罰される」と指摘した。
ク・アモ記者