11月22日は「キムチの日」…キムチが誇る驚きの健康効果とは

 【Health朝鮮】11月22日は「キムチの日」だ。キムチの日がこの日になったのには「キムチは素材の一つ一つ(11月)が集まって22種類(22日)のさまざまな効能を見せる」という意味が込められている。国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界無形文化遺産となった「キムジャン文化(韓国のキムチ作りと分かち合いの文化)」を継承し、キムチの価値と優秀さを伝えるために指定された。キムチの日を迎えるにあたり、キムチの効能を調べた。

 ▲免疫力増進・ウイルス抑制=食品の発酵過程で生じる善玉菌と代謝物が免疫力増進と健康に役立つ。韓国食品研究院のキム・インホ博士チームの研究によると、キムチの中の乳酸菌(ラクトバチルス菌株など)が「抗インフルエンザウイルス」の効能を示した。キムチ抽出物をインフルエンザウイルスに投与した結果、ウイルス形成を著しく抑制する効果があったという。

 ▲抗酸化効果=発酵食品であるキムチは、腸に良い乳酸と乳酸菌が豊富だ。キムチに含まれるビタミンC、ポリフェノール化合物、クロロフィルなどの抗酸化成分は体内の活性酸素生成を抑制して取り除く。老化を抑制する効果ももたらす。また、キムチの材料の一つであるニンニクもアリシンなど抗酸化成分が豊富で抗炎・抗がんに役立つ。

 ▲便秘予防=キムチの中の乳酸菌が腸内有益微生物の増殖を促進するという韓国国内での研究結果がある。韓国食品科学会誌の研究結果によると、成人が一日200グラムのキムチを食べている間、有意に腸内で有益な酵素が増加し、有害な酵素は減少したとのことだ。キムチに豊富なビタミンAとC、カルシウム・リン・鉄分などのミネラルは、腸で食べ物と消化酵素がよく混ざるよう助け、消化吸収を促進して便秘予防にも良い。

 ▲ダイエット効果=キムチは体脂肪と総コレステロール濃度を減らすのに役立つ。農村振興庁の研究によると、3カ月間熟成させたキムチを食べた(300グラム、1食につき100グラム摂取)グループで体脂肪と総コレステロール濃度が有意に減少した。キムチに入っている唐辛子のカプサイシンという成分も脂肪分解と燃焼を促進してダイエット効果がある。

 ただし、キムチは塩蔵食品なので、糖尿病・高血圧・胃炎などがある人はキムチを適量摂取するのが良い。1回あたり40グラム以下で、ナトリウムを排出するために野菜などカリウムが豊富な食品を一緒に食べるのがお勧めだ。キムチスープも少なめの方がいい。

カン・スヨン記者

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