青瓦台で使っていた什器!? 1年前に公開された文在寅私邸写真の「写り込み」が話題に

 【週刊朝鮮】尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権発足時の象徴的な動きだった青瓦台の開放から1年が経過する中、青瓦台後方にある官邸の開放が遅れた理由が明らかになった。

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 当初大統領室は青瓦台を開放するに当たり、市民が官邸内に直接入り、大統領夫妻が使った什器(じゅうき)類をそのまま公開することを検討したが、実際には官邸内には生活ぶりを示す品物が残っておらず、ガラス窓から官邸内を眺める形での開放にとどめた。

 報道後、インターネット上では文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の慶尚南道梁山市の私邸にあるテーブルが過去に青瓦台で使用されていたものと似ているという指摘があり、ネット上で関心が集まっている。

 与党関係者によると、尹大統領が就任した昨年5月10日未明、大統領職引き継ぎ委員会の関係者が青瓦台官邸を確認したところ、生活家電や什器類など当初想定していた物がなかったという。

 関係者は当時、大統領記録館に「官邸内部の家電、什器、家具がない。もしかして既に大統領記録物として引き渡されたのか」と問い合わせたが、引き渡された物はなかったという。

 関連報道を総合すると、当時の状況に詳しい与党関係者は「昨年5月10日午前1時ごろ、青瓦台の国民向け開放を約10時間後に控え、青瓦台官邸に入ったが、冷蔵庫、洗濯機、ベッドなどがなく、書斎には机もなく、寝室、ドレスルームも空っぽだった」とし、「リビングには古びたソファーとテレビ、キッチンにはテーブルと椅子だけがあった」と証言した。

 別の関係者も「我々が青瓦台官邸に入れたのは、尹大統領就任日の午前0時からだったので、準備時間が足りなかった」とし、「官邸内部には家具から細かい家電、什器まで何もなく、あきれた気持ちで大統領記録館に物品が移管されたかどうか聞いたほどだ」と語った。

 結局大統領室は前大統領夫妻が官邸で使っていたベッド、洗濯機など生活ぶりが分かる什器類を国民に公開するという当初の計画とは異なり、本館などを先に開放することを決めた。

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