「寿司10人分」注文した李在明一家は一生魚を食べないつもりか【コラム】

 2008年の狂牛病騒動の際、ある女優は「米国産牛肉を食べるならば青酸カリを口に入れる」と発言した。その一言で一躍脚光を浴びた。そして、彼女が米ラスベガスでハンバーガーを食べる動画が論議を呼んだ。狂牛病問題の前に撮影したものだと釈明した。青酸カリよりも危険な食べ物を口に入れていたことを後から知ったことになる。潜伏期間の10年間、どれほど不安だっただろうか。彼女はその恐怖の歳月を朴元淳(パク・ウォンスン)元ソウル市長に追悼文を寄せ、尹美香(ユン・ミヒャン)議員の遊説を支援することで乗り越えた。

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 金大中(キム・デジュン)政権下で農林部長官を務めた人物は、米国産牛肉を食べるのであれば、「鳥インフルエンザにかかった鶏肉を茹でて食べよう」と発言した。それから3年後、彼がハンバーガーを食べながら米国旅行をした事実が明らかになった。この人物は「米国で販売されている牛肉は生後20カ月未満なので、韓国が輸入する30カ月以上の牛肉とは異なり安全だ」と言った。我々が食べる韓牛(国産牛)や米国人が食べる米国産牛肉は構わないのに、韓国が輸入する米国産牛肉だけが危険だというのだ。食べ物の安全性まで政争に合わせて絶妙に調整される。

 2人は偶然、米国のハンバーガーを食べた事実が明らかになっただけだ。2021、22年の韓国は米国産牛肉を全世界で最も多く輸入する国になった。飲食店で米国産牛肉を焼いて食べる客をひそかに眺めて思った。「光化門でろうそくを灯し、『脳に穴が開いて倒れる』と叫んでいた人たちではないか」と。

 「米国産牛肉を食べるならば」という恐怖マーケティングの手法が15年ぶりに「福島の汚染水を飲むならば…」とパロディ化されている。民主党議員は「いっそ☓(大便を指す卑語)を食べる」と発言した。福島から放出された水が韓国の海の安全を脅かすことはないと説明すれば、「それならお前たちが飲め」と言う。

 民主党の人々は今後、水産物を口にすることなく暮らそうとしている。韓国の海が放射能だらけになるというのだから、そこで獲れる魚も毒物だろう。人糞より有害だと言ったからには食べられなくて当然だ。総選挙で利益を得ようと声高に叫んでいるが、彼らの水産物絶食がいつまで続くのか知りたいものだ。

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