走り高跳び:今回は越えられなかった…禹相赫、無念の6位=世界陸上ブダペスト

世界選手権2大会連続メダル獲得ならず

 23日、ハンガリーのブダペストで行われた第19回世界陸上競技選手権大会(世界陸上ブダペスト)の男子走り高跳び決勝。韓国の禹相赫(ウ・サンヒョク、27)=京畿道竜仁市庁=は力強く踏み切り、背を向けて2メートル36を越えようとした。しかし、バーは無情にも落ちてしまった。3回目の失敗。走り高跳びは3回連続失敗すると挑戦資格がなくなる。落ちたバーを無念そうに見ていた禹相赫だが、すぐに明るい笑顔を見せ、観客席に向かって両腕を振った。

【写真】2022オレゴン世界陸上で韓国初の銀メダルを獲得した禹相赫選手

 禹相赫は同日、韓国の陸上選手としては初めて世界陸上で2大会連続メダル獲得に挑んだが、6位(2メートル29)で大会を終えた。2メートル20を1回目で成功した禹相赫は、勢いに乗って2メートル25、2メートル29までいずれも1回目で越えた。だが、2メートル33で1回失敗し、バーを上げて挑戦した2メートル36でも2回失敗して競技を終えた。禹相赫は昨年の第18回世界陸上競技選手権(米オレゴン州ユージーン)で韓国陸上史上最高のメダルとなる銀メダル(2メートル35)を手にしていた。

 優勝は2メートル36を1回目で成功したジャンマルコ・タンベリ(32)=イタリア=だった。ジュボーン・ハリソン(24)=米国=は2メートル36を2回目で成功させたが、試技数差で銀メダルになった。現役最強のムタズ・エッサ・バルシム(32)=カタール=は2メートル36に失敗、2メートル33で3位に終わった。

 禹相赫に結果を悔しがる暇はない。禹相赫は今後、ハンガリーからスイスに移動し、来月1日にチューリッヒで行われるダイヤモンド・リーグ(DL)に出場する。ダイヤモンド・リーグは世界陸上連盟が毎年優れた実力を持つ選手10人余りを招待して行う大会だ。禹相赫は現在ダイヤモンド・リーグ・ポイントが14点で、次の大会で4位内に入り、5点以上を獲得するとファイナル進出資格を得る。ファイナルは米オレゴン州ユージーンで来月17日に行われる。ファイナルを終えた後は、アジア大会のために中国・杭州に向かう。アジア大会男子走り高跳び決勝は10月4日だ。

イ・ヨンビン記者

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