共に民主・李在明代表の熱烈支持者ら、逮捕同意案可決にため息・悲鳴・怒号…一部で国会侵入試みる動きも

李在明代表逮捕同意案可決 国会前で終日デモ

 怒りが収まらないデモ隊は国会議事堂駅近くの共に民主党ビルに向かった。「スバクを剔抉(てっけつ、えぐり出すこと)せよ」「李在明を守り抜け」などと書かれた大きい旗を手に集まったデモ隊は、すでにビルの入り口を封鎖していた機動隊と再び衝突した。「この犬め、恥を知れ」「皆殺しにしてやる」などと罵声を浴びせながら機動隊を押しのけ建物に入ろうとすると、永登補警察署員が「皆さんは今集示法(集会および示威に関する法律)違反・公務執行妨害などの不法行為をしている」と拡声器で繰り返し警告した。デモ隊は「(共に)民主党/犬野郎/スバク/犬野郎」などと連呼しながら機動隊ともみ合いになった。可決から2時間ほど過ぎ日が沈むと、歌手・楊姫銀(ヤン・ヒウン)氏の歌「常緑樹」の「最後は勝つでしょう」の歌詞が流れ、暗闇の中からデモ参加者の一人が「皆さん、絶望してはいけません! まだ裁判が残っています!」と呼びかけた。直後に100人以上のケッタル(李在明代表の過激な支持者)が午後7時から共に民主党ビル前でキャンドル集会を始めた。

 別の怒り狂ったデモ参加者らは執拗(しつよう)に国会への侵入を試みた。「共に民主党議員と約束がある」と訴える彼らに警察は「立ち入り許可証が必要だ。今議員に電話して約束を証明すれば国会内に入れる」と説明した。同じようなやりとりが繰り返されるとデモ隊は「警察の犬め、次に俺たちが政権を取ればお前らはみんな死ぬぞ」と大声で脅した。

 反李在明集会も同じ日に同時に行われた。新自由連帯など保守系の団体は「ケッタル集会」からわずか10メートル離れた場所で反対集会を開いた。出席者は30人ほどだったが、拡声器で何度も「李在明を拘束しろ! みんな全て拘束だ!」と録音された声を流し続け李代表の支持者らに対抗した。彼らは採決直前まで警察が設置した規制テープを間に挟んでケッタルと対峙(たいじ)していたが、可決が伝えられると「事必帰正」(万事が必ず正しい道理に帰する、韓国のことわざ)と叫びながら飛び上がって喜んだ。

 警察はこの日、国会議事堂駅や共に民主党の建物など汝矣島周辺で約60部隊・3700人以上の機動隊員を動員し警戒に当たった。汝矣島の主要な道路は規制され、また地下鉄9号線の国会議事堂駅も大混乱に陥ったため通勤する一般市民に大きな影響が出た。

ヤン・ジヘ記者、ソ・ポボム記者、チョン・ヘミン記者

【写真】「開けろ!」「警察の犬め」 鉄網シャッターを挟んで警察と対峙する李在明代表の過激支持者たち

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