ハンドボール女子韓国、8度目の優勝を小柄な日本代表GK馬場敦子に阻まれる 杭州アジア大会

決勝で日本に完敗…アジア大会決勝での敗戦は初

 リュ・ウンヒは「私たちは失点もミスも多かった」「この試合がどれほど重要なのか知っていたし、先輩たちの功績を引き継ぎたかったが、できなくて残念だ」と語った。シグネル監督は「日本の優勝をお祝いする」「今日、どちらの方がよくやったかについては異論がない。我々にとっては失望すべき結果だ」「難しい試合だろうと予想はしていた。(無気力な敗戦ではなく)接戦になることを望んだが、今日は日本の方が優れていた。特に日本のGKが強かった」と敗因を分析した。

 アジアで日本や中国などが韓国をまだ追い越すことができない球技種目が女子のハンドボールだ。韓国は依然として日本に41勝6敗1分、中国には37勝3敗3分という圧倒的に優位な戦績を残している。だが、最近は日本との実力差が縮まりつつある。昨年12月のアジア選手権決勝では日本と延長戦にもつれ込み、韓国が34-29で勝った。今年8月のパリ五輪アジア予選では韓国が日本に25-24と辛勝した。直近の2度の対決で手に汗握る勝負が続いていたのだ。

 そして五輪予選から1カ月後の同日、日本が反撃に成功した。韓国がハンドボール女子代表チームの試合で日本に敗れたのは2012年の韓日定期戦以来、11年ぶりのことだ。しかし、当時はジュニア代表チームを派遣したため、実質的なトップクラスの代表チーム間の試合で敗れたのは、2010年広州アジア大会準決勝以来、13年ぶりとなる。

 日本の楠本繁生監督は「今日の試合結果は非常に満足している。60分間、我々はしっかりとしたディフェンス力を見せた。これが成功のカギだった」と語った。勝利の殊勲者であるGK馬場は「普段通り準備した」と言いながらも、「韓国のFWのオフェンスの流れを読んで、それを断ち切ろうと努力した」と語った。1994年広島大会、2010年広州大会、2014年仁川大会の準優勝がアジア大会歴代最高成績だった日本はこの日、アジア大会で初の優勝を手にした。

杭州=パク・カンヒョン記者

【写真】まさかの苦戦に頭を抱える韓国代表のベンチ、初の金メダルを喜ぶ日本代表

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