夜10時半から朝7時まで宅配便の仕事、昼間はがん闘病中の韓国人夫を看病 25歳ロシア人妻の奮闘ぶりが話題に

 がん闘病中の韓国人夫を看病しながら、インターネット販売業者の深夜・早朝宅配便の仕事をして家計を支えている20代のロシア人女性が話題になっている。

 11日、ロシア人のポリーナさんが管理・運営している動画共有サイト「ユーチューブ」の「ポリーナと」チャンネルなどによると、ポリーナさんは今年25歳で、韓国人の夫ムン・サンウォンさんと結婚し韓国で暮らして3年間になるという。ムン・サンウォンさんはロシア旅行中にポリーナさんと知り合い、結婚したとのことだ。

【写真】ロシア出身のポリーナさん

 ポリーナさんは先月、自身のユーチューブ・チャンネルで「夫ががんになったので(私が)看病しています。看病しながら、一人で夜から早朝にかけて宅配便の仕事をしています」と告白した。

 ポリーナさんは大雪が降る中でも早朝に宅配便の仕事をする動画などをアップロードし、「韓国語で配送先の住所を探すのが難しくて遅れることもあったが、今はかなり速くなり、頑張っています」と語っている。

 さらに、「(がんの夫は)これから5年間、毎日果物と健康食を食べなければなりません。だから毎日トマトジュースを作ってあげています」と夫の世話をする様子も公開した。

 ポリーナさんは日中は夫の看病をし、夜10時30分から朝7時まで宅配便の仕事をしているとのことだ。

 ポリーナさんの日常を撮影した動画は11日現在、再生回数27万回を記録している。ポリーナさんの奮闘ぶりは複数のインターネット・コミュニティー・サイトでも話題になっている。

 ポリーナさんはこのほど、メディアのインタビューで「普通は夫が前に出て、妻はいつも一歩退いて夫の後ろにいるべきだと思います。でも、私は夫に『こういう状況の時は、このままでいて。あなたはただ、私の後ろに立っているだけでいい』と言いました」と語った。

 こうしたポリーナさんの言葉に、ネットユーザーたちは「これぞ愛だ」「この夫は恵まれていると思う」「これこそ真のガールクラッシュ(女性があこがれる女性)だ」「二人とも幸せになってほしい」などのコメントを寄せている。

キム・ミョンイル記者

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  • ▲ポリーナさんの夫のムン・サンウォンさん。写真=ユーチューブ・チャンネル「ポリーナと」より
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