出発直前の「裏技」で韓国鉄道快適旅、週末・休日キャンセル手数料引き上げで封じられる

出発直前の「裏技」で韓国鉄道快適旅、週末・休日キャンセル手数料引き上げで封じられる

 鉄道などを利用する際に複数の座席を予約して都合の良いものだけを利用するとか、あるいは隣の席に他人が座れないよう座席を買い占め、出発直前にキャンセルし払い戻しを受けるケースが相次いでいる。これらを事前に防止するためKTX(韓国高速鉄道)やSRT(水西高速鉄道)などで座席のキャンセル手数料が引き上げられる。

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 国土交通部(省に相当)は5月28日以降、週末(金曜日から日曜日)と休日の鉄道座席予約をキャンセルした場合の手数料を引き上げることにした。国土交通部が27日に発表した。これまでは違約金が安いため出発直前に払い戻しを受けるケースが非常に多く、そのため座席が無駄になることが珍しくなかったため、今回手数料を引き上げ座席の回転率を高めることにしたのだ。

 今後週末と休日に鉄道を利用する際には出発時間から2日前までは400ウォン(約40円)、1日前5%、出発当日3時間前まで10%、3時間-出発時間前までは20%のキャンセル手数料が発生するようになる。現在は出発1日前までは400ウォン、出発前までは最大10%だ。

 乗車切符を持たず列車に乗った場合の追加運賃も引き上げられる。これは不正乗車を防止し列車の混雑を緩和するためで、基準の運賃にプラスされる。現在の追加運賃は基準運賃の50%だが、これが100%に引き上げられる。この結果、ソウル-釜山間を切符なしに乗った場合、車内で支払う額は8万9700ウォン(約8960円)から11万9600ウォン(約1万1950円)となる。この基準は10月1日から適用される。

ピョ・テジュン記者

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