不正な縁故採用の疑惑が浮上した韓国選挙管理委員会幹部の息子や娘など8人が30日付で採用取り消しとなった。
韓国中央選挙管理委員会は同日プレスリリースを配布し「地方自治体職員を地元の選管職員として採用する過程で、不正な縁故採用疑惑が浮上した幹部職員の息子娘ら8人に対し、聞き取りなどの手続きを経て採用取り消しの処分を下した」と明らかにした。
採用取り消しに向け同じく手続きが進行中の別の2人については「捜査結果に基づき改めて決定する」と伝えた。
監査院が「不適切な縁故採用を行った」と指摘した16人の職員についても懲戒処分が下されたという。
中央選挙管理委員会では2023年5月、朴賛鎮(パク・チャンジン)元事務総長や宋奉燮(ソン・ボンソプ)元事務次長ら幹部の息子娘が不正に縁故採用された疑惑が浮上し、監査院の監査を受けた。その後選管は朴賛鎮・元事務総長や宋奉燮・元事務次長ら8人と不正な縁故採用が疑われた当事者11人の合計19人について、国家公務員法などに違反した容疑で捜査を依頼していた。
キム・ガヨン記者