■ハンファも「米造船再飛躍のパートナーになる」
アジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易担当閣僚会合に出席するために訪韓したグリア代表は、韓国造船業界との初の会談で、協力に向けた突っ込んだ協議を続けた。鄭副会長はグリア代表に米軍需造船会社ハンチントン・インガルスとの協力事例を紹介し、共同技術開発、技術人材養成など具体的な協力案を示したという。
ハンファオーシャンの金代表も同日午後、グリア代表と会い、米国内での造船生産基盤拡大と技術移転などの方向性を説明し、「米国造船業再飛躍の戦略的パートナーになる」意向を表明した。金代表は現在、巨済事業所に導入したスマート生産システムを米国のフィリー造船所にも導入し、米現地での船舶建造技術と生産性を大幅に高める計画を伝えた。
ハンファオーシャンは昨年、フィリー造船所を買収し、韓国企業として初めて米国の造船業に進出した。現地に追加生産拠点を建設する案も検討している。今年3月には韓国の造船所で初めて米海軍の補給艦「ウォリー・シラー」の整備を無事に終了し、引き渡すなど米国と強固な協力関係を構築している。
朴淳燦(パク・スンチャン)記者、ハン・イェナ記者