ファッションで振り返る歴代韓国ファーストレディの外交デビュー戦

 李在明(イ・ジェミョン)大統領の配偶者・金恵京(キム・ヘギョン)夫人が16日、カナダで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)歓迎夕食会で外交の舞台にデビューした。「静かな内助」という姿勢を守ってきた金恵京夫人は、初の公式外交の場に韓服姿で現れ、注目を集めた。

 大統領夫人の「ファッション外交」は国のイメージを表すノンバーバル(非言語)の外交手段と見なされてきた。ファーストレディ(大統領夫人)が何を着たのかは一般大衆から大きな関心を集めてきたし、その分だけ多くの解釈を産んできた。金恵京夫人をきっかけに、歴代の韓国大統領夫人たちが初めて外交舞台にデビューした時のファッションとその意味があらためて注目されている。

【写真】金恵京・金建希・金正淑夫人の外交デビュー戦衣装

■「静かな内助」金恵京夫人、韓服で存在感

 金恵京夫人はこの日、クリーム色のチマと緑色のチョゴリ姿で登場した。カナダ・アルバータ州のダニエル・スミス州首相が主催した歓迎レセプションのドレスコードは伝統衣装またはスーツだった。伝統衣装を着た人は珍しく、ほとんどが端正なスーツ姿だった。

 韓国大統領室の関係者は「伝統衣装だったためか、多くの方々が(金恵京夫人との)写真撮影を求めてきた。金恵京夫人はさまざまな方々とあいさつを交わし、ソフトパワー外交の役割を十分に果たした」と語った。

 金恵京夫人は大統領選挙期間中、メディアに出ることを控え、「静かな内助」という姿勢を維持してきた。だが、17日は李大統領とは別日程で行動した。李大統領がG7サミットの公式行事が開催されるアルバータ州カナナスキスに移動していた間、金恵京夫人はカルガリーに残ってカナダ在住の韓国系の人々に会い、国立障害者文化芸術センターを訪問するなど、単独日程をこなした。

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  • ▲16日、カナダ・カルカリーにあるホテルで行われたカナダ総督夫妻主催の主要7カ国首脳会議(G7サミット)招待国レセプションに出席した李在明(イ・ジェミョン)大統領と金恵京(キム・ヘギョン)夫人。写真=聯合ニュース
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