13階建て雑居ビルの屋上から転落した18歳の女性が通行人とぶつかった事故で、死亡した11歳の女子児童はテニスの有望選手だったことが分かった。
大韓テニス協会は9日、交流サイト(SNS)の公式アカウントに、「京畿道広州市内の転落事故で犠牲になった女子児童に哀悼の意を表します」という文を掲載した。
【写真】全校1位だった韓国15歳少女に脳死判定…臓器提供で5人の命を救って天国へ
同協会は女子児童について「頼もしい選手でした。前回の少年体育大会選抜戦では脱落したものの、『来年は必ず出場します』と堂々と話す選手でした」と説明した。
そして、「女子児童は11日に始まる淳昌ジュニア大会に備えて練習していました。青天のへきれきのような事故で女子児童は母親と共に天国へ旅立ちました」と悼んだ。
同協会は「あまりにも悲しい出来事で胸が痛みます。京畿道広州市○○小学校5年生の○○○さんのことは忘れません。ご遺族に深い哀悼の意を表します」としている。
同協会によると、11日に全北特別自治道で開催される淳昌ジュニア大会期間中、競技場には女子児童のための哀悼の場が設けられ、選手たちは黒いリボンを付ける予定だという。
この事故は7日午後2時36分ごろ、京畿道広州市内のある13階建て雑居ビル屋上から18歳の女性が転落し、下を歩いていた11歳の女子児童と40代の母親、20代の男性の3人の上に落ちたものだ。
この事故で女子児童が事故直後に死亡した。転落した女性は心肺停止状態で病院に搬送され治療を受けたが、同日夕に死亡した。女子児童の母親も治療を受けていたが、事故翌日に死亡した。
20代の男性は肩などを負傷して病院で治療を受けており、命に別条はないとのことだ。
転落した女性はこの日、雑居ビル内の精神科医院で診療を受けていたという。
警察は詳しい事故の経緯を調べている。
キム・ミョンイル記者