これに対し、上裸族も声高に叫び始めている。「逮捕するな」というわけだ。果川市の市民は「運動公園で上半身を脱いで運動することは法的に問題にならないのに、個人の自由を侵害するような注意を受け続けている」として「その理由が苦情のせいならば、私も『どうして運動の自由を制限するのか』と苦情を出し続ける」と果川都市公社側に問題を提起した。インターネット上のランナー向けコミュニティーサイトでも、賛否両論が渦巻いている。「儒教タリバン(古臭い道徳を振りかざす人)かよ」「体自慢はプールでやりなさい」。どのような自由、誰への配慮が優先されるべきなのか。
インスタ映えを狙った見た目、自分を誇示する本能は、TPO(時間・場所・状況)をわきまえなければ迷惑行為になりかねない。筋肉バトル番組『フィジカル100』シーズン2で準優勝したスポーツ系有名ユーチューバーのホン・ボムソクさん(39)は最近、総合格闘家のキム・ドンヒョン選手(44)らと共に、都心で「野生の呼びかけ」に応じた。Tシャツを着ずに(靴下は着用)小麦色に焼けた肌をアピールしながら、路地を駆け抜け、重い鉄アレイを両手に持って車道を歩く動画を撮影した。しかし、その場所が地域住民の生活する住宅街や車道だったことが問題となった。「迷惑行為を感知するレベルが低いのなら、注目を集めるような仕事をする資格はない」「そんなに暑いのなら家でエアコンをつけてやれよ」などの批判が殺到した。ホンさんはその後「浅はかだった」と謝罪し、動画を削除した。
脳がオーバーヒートを起こしそうなテーマだ。しかし、上衣を脱ぐ理由が単に「暑いから」だとしたら、逆に着ていた方がいい。服を脱げば風が直接肌に当たるため、その瞬間は涼しく感じるが、長時間という観点で考えると、服(繊維)が汗の吸収・拡散・蒸発を助け、冷却効果も高くなるからだ。江北サムスン病院循環器内科のチェ・ヒョイン医師は「服を脱いで走ると心理的には快適に感じるだろうが、体の表面だけが乾き、深部体温は下がらないため『隠れ熱中症』になる恐れがある」として「紫外線による皮膚の損傷や外傷の可能性にも注意すべき」と指摘した。
チョン・サンヒョク記者