米ギングリッチ元下院議長「韓国の状況は心配…トランプもそう感じている」【独自】

「韓国政府は宗教の自由と政治的反対者を弾圧している」と主張
46冊目の著書「トランプのアメリカ―その『偉大なる復活』の真相」
「政策設計と同じく広報も重要」「国民世論を傾聴すべき」

 ギングリッチ氏は「すでに昨年10月の時点からトランプが選挙で勝利すると予想し、それが何を意味するか深く考えてきた」「左翼がトランプを残酷に攻撃すればするほど、誰もがトランプについて『単純な候補者ではなく何かの運動の指導者』であることを悟った」と明かした。トランプ大統領が進める「関税戦争」の今後の見通しを問う質問に、ギングリッチ氏は「中国やメキシコなどと開放的な貿易をすれば誰もが良くなるとの考えは災害であることが分かった」「中国は日常的に協定を破ってきたので、トランプは全ての仕組みを変える必要があることを悟った」と語っている。さらに「米国は他国の市場に進出する必要はないが、他国は米国に進出しなければならない。そのため交渉で優位な立場にあることをトランプはよく理解している」「トランプは現状をひっくり返し、混乱の中で解決策を見いだすという、いわば他とは違った企業経営者であることを知っておかねばならない」とも訴えた。

 ギングリッチ氏は今回の著書が46冊目だが「近く米国の黄金時代について説明する47冊目の著書を準備している」とも明かした。「米国の黄金時代」はトランプ大統領が今年1月の就任演説で言及した概念だ。ギングリッチ氏は「本を書く時間と同じくらい本の宣伝に時間をかけねばならない」と語る。政策の設計と同じくらいその宣伝も重要という意味だ。ギングリッチ氏は「多くの人がわれわれの政策を理解することも、また総合的な論理での説明もできない」「議論で勝つだけならあまりに簡単だが、われわれは論理立ての訓練が必要だ。そして勇気を出して、ジャーナリストでも誰でも会って地道に説明できなければならない」と述べた。その上でギングリッチ氏は「世論の支持さえあれば、どんな政策でも失敗はしない」「政策を構想しこれをいかに採用させるか考える前に、国民の声を傾聴することを優先すべきだ」とも訴えた。

ワシントン=金隠仲(キム・ウンジュン)特派員

【写真】トランプ大統領とギングリッチ夫妻

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  • ▲ニュート・ギングリッチ元米連邦議会下院議長。米ワシントンのアメリカ第一政策研究所(AFPI)で18日撮影。/ワシントン=金隠仲(キム・ウンジュン)特派員
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