天然記念物・竜頭海岸で子どもが排便 中国人観光客の迷惑行為に韓国ネット憤慨 /済州

秋夕連休のマナー違反
中国人のビザなし入国再開後、秩序崩壊が深刻に

 韓国の天然記念物に指定されている済州島の竜頭海岸で、外国人観光客が幼い子どもに排便させ、それを片付けもせず現場を汚染する様子がカメラに捉えられた。

【写真】天然記念物・竜頭海岸で子どもに排便させる様子

 インターネットのコミュニティーサイトには6日、「昨日、済州の竜頭海岸での朝鮮族」と題する書き込みがアップされた。

 秋夕(中秋節)の連休中に家族で済州島の竜頭海岸を訪れたという投稿者は「連休だからか行列も長いし、人が多かった」と当時の状況を説明した。

 投稿者は「ある女性が子どもに排便させていた」とした上で「人がとても多かったからか、少し下の方に移動して全部出させていた」とつづった。さらに「拭いたウエットティッシュもそのまま捨てて、もちろん便もそのまま地面に(あった)」「本当に開いた口がふさがらなかった」と書き込んだ。

 投稿者は「近くにガイドのような方がいらっしゃったので、そっと尋ねたら、(中国の)朝鮮族だと言っていた」「中国人旅行客に対して先入観を持たないようにしようと思っていたが、なかなか難しい」と続けた。

 添付された写真を見ると、海岸で女性が子どもを抱えてしゃがみこんでいる様子が写っている。別の角度から撮った写真には、女性の横にウエットティッシュが置かれている。

 この投稿は一日で6万件以上も閲覧され、観光秩序に関する議論を呼んだ。竜頭海岸は、押し寄せる波と、波風によって侵食された崖が織りなす景勝地で、この地域は天然記念物に指定されている。通路が狭く、潮が満ちるのが早いため、管理スタッフによる統制が難しいという。中国人のビザなし入国が再開されて以降、中国人団体観光客が急増し、現地ではガイド1人が何十人もの観光客を引率するケースがほとんどだ。

 済州島ではこれまでも、観光地周辺の大通り沿いで排便するケースや、花壇や公共スペースで幼い子どもに用を足させるケースがたびたび目撃され、世間の怒りを買っていた。済州警察庁によると、今年1-5月に済州島で摘発された無秩序事案4136件のうち3522件が外国人によるもので、全体の85%を占めていた。昨年の同時期には摘発件数は451件だったが、今年は817%も増加した。外国人の摘発件数は前年同期(148件)の28倍に達した。

イ・ガヨン記者

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