金議員は、一部の店で雇用主が店員に身体の露出を強要しているとも主張した。金議員は「一部の従事者たちの証言によると、店長が露出を要求したり、扇情的な衣装を強要したりしている」として「SNS(交流サイト)に投稿された経験談を見ると、メイドが客にスキンシップを強要することもある」と指摘した。
金議員は「ソウル市麻浦区から提出された資料を基に、(人気繁華街の)弘大エリアを調査したところ、(メイドカフェが)19軒あった。このうち14軒ではライブショーを実施していた」と説明した。その上で、「登録状況を見ると、17軒は一般飲食店、2軒は休憩飲食店として登録されていた」と述べた。
金議員はまた、メイドカフェが遊興酒店(接待を伴う飲食店)ではなく一般飲食店として登録されていることに伴う問題も指摘した。金議員は「一般飲食店として登録されているため、青少年でも入店できる。青少年が酒類や有害な環境に接することになる」「民生回復消費クーポンの使用も可能だ」と指摘した。その上で「ライブショーのあるメイドカフェ14軒のうち4軒は小学校・中学校の敷地境界から200メートル以内にある」「教育環境法によると、接待を伴う飲食店が学校敷地から200メートル以内に店を構える場合には、事前に審議を受ける必要がある。しかし、メイドカフェは一般飲食店として登録されているため、審議を受けていない」と説明した。
メイドカフェの宣伝方式についても指摘した。金議員は「SNSに扇情的な写真を掲載して宣伝している」「メイドカフェで性の商品化が起きている」と主張した。
金議員はさらに「今からでも食品医薬品安全処が中心となってメイドカフェの実態を把握し、とりわけ学校の近くにある施設は自治体と協力して緊急点検及び是正措置が必要だ」と指摘した。
これに対し、食品医薬品安全処の呉裕耕処長は「食品医薬品安全処が確実に点検しなければならない問題だと考えられる」として「自治体と協力し、現場でさらなる実態調査を進める」と述べた。
パク・ソンミン記者