LG電子が過去に数量限定で販売した家庭用エアコン「フィセン(WHISEN)」のロゴが、純金でできていたことが分かり、話題になっている。
貴金属店を経営するユーチューバー「リンリンオンニ」は今月11日「エアコンにも金があるんですか?」と題する動画を投稿した。
このユーチューバーは、折れ曲がった複数の金のかけらを手にして「これは何?」と尋ね、顧客は「LGのフィセンのエアコンから剝がしてきた。エアコンの正面に付いていたロゴ」と説明する。さらに「配送のおじさんが金だと言っていて、広告でも金だと説明していた」「当時は『これを剥がして持っていけば1万ウォン(現在のレートで1050円)もらえる』という話があった」とも言った。
ユーチューバーは、「金のかけらを溶かして分析したところ、純金だということが確認できた」と明らかにした。そして顧客に電話をかけ「18金でもなく、純金だった」として「重さは1もんめ(3.75グラム)弱で、71万3000ウォン(約7万5000円)で買い取る」と伝えた。
この動画が再生回数100万回を突破して話題になると、15日には別の客が「動画を見た」と言って来店した。最初の顧客に比べ、「WHISEN」のロゴがはっきり分かる形で残っていた。
この来店客は「以前、このロゴを剥がして街の金取引所に持っていったら『保証書もないし、金ではなさそうだ』と言われた。捨てようかと思って放置していたが、動画が話題になっていたので」と話した。ロゴをきれいに剥がす方法としては、釣り糸でこすり取るようにして剥がすといいと説明した。
今回の顧客のロゴもやはり純金だったことが分かった。ユーチューバーは「重さは1.02グラムだったが、溶かすときに飛び散った金がある」として「分析料を差し引いて74万8000ウォンで買い取る」と伝えた。
LG電子は2005年、5年連続エアコン世界販売1位となったのを記念し、先着順で1万人に純金のロゴが付いた製品を販売した。2008年には、芸術家の署名を刻んだ純金プレート(3.75グラム)が付いたWHISENエアコンを1万台限定で販売した。
イ・ガヨン記者