内乱裁判への影響は? 被告人・尹錫悦に懲役5年の初判決

 尹・前大統領は内乱裁判でも公捜処の捜査権を問題にして、公訴棄却を主張しています。別の裁判ではありますが、きょうの判決が影響を及ぼすだろうという見方が出ています。

 (アンカー)

 戒厳宣布直前に開かれた国務会議(閣議)も、手続き的瑕疵(かし)があるとしましたね?

 (記者)

 はい。特検は、尹・前大統領が非常戒厳の要件に合わせようとして定足数だけを満たし、わずか2分の形式的な国務会議を開いたとみなしました。召集の通知を受けられなかったり出席できなかったりした国務委員(閣僚)の審議権を侵害したとして起訴しましたが、裁判部も同じ判断をしました。

 (白大鉉/ソウル中央地裁部長判事)

「非常戒厳のような国家緊急権を行使する場合、国家の各分野において非常状況を招来しかねず、さまざまな分野で国民の基本権を侵害する余地があるので、国家緊急権行使の誤・乱用に伴う弊害を未然に防止するため、国政各分野の補佐および審議を担当する国務委員全てに国務会議の招集を通知する必要性はいっそう高いというべきです」

 戒厳宣布の手続きが違法だとみたわけで、内乱裁判で「手続きを全て守った合法な戒厳だった」として無罪を主張している尹・前大統領側にとっては不利な判断だ、という分析が出ています。

 (アンカー)

 裁判部が無罪と判断した容疑は、どのようなものですか?

 (記者)

 外信報道官に「戒厳は正当だった」という虚偽事実を伝えさせた容疑について、無罪と判断しました。裁判部は、報道官の役割は大統領の立場を伝えることであって、事実かどうかは無関係だとし、犯罪が成立しないとみなしました。また特検は、虚偽で作成された「事後非常戒厳宣布文」を行使したという容疑も挙げましたが、引き出しの中に保管しただけで廃棄されたのだから罪になり得ない、と判断しました。

 (アンカー)

 チョ記者、よく分かりました。

チョ・ジョンリン記者

(2026年1月16日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

【写真】裁判で発言する尹錫悦・前大統領と白大鉉・ソウル中央地裁部長判事

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