「乾津法師」に求刑よりも重い一審懲役6年 旧統一教会請託事件裁判

一審「大統領夫人に届けたシャネルのバッグなどは儀礼的なギフトとは見なし得ず」

「乾津法師」に求刑よりも重い一審懲役6年 旧統一教会請託事件裁判

 ソウル中央地裁刑事33部(裁判長:李珍官〈イ・ジングァン〉部長判事)は24日、2022年4月から7月にかけて世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側から請託と共にシャネルのバッグ二つとグラフのネックレスなど8293万ウォン(現在のレートで約900万円)相当の金品を受け取り、これを当時の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の配偶者である金建希(キム・ゴンヒ)夫人に届けた容疑(あっせん収賄)で勾留起訴された「乾津法師」ことチョン・ソンべ被告に対し、懲役6年と追徴金1億8078万ウォン(約1950万円)を言い渡した。特別検察官(特検)は先に、被告に対し懲役5年を求刑していたが、裁判部はさらに重い刑を言い渡した。

【写真】金建希夫人が受け取りを認めたシャネルのバッグと認めていないグラフのネックレス

 これに先立ち同容疑で起訴されていた金夫人は1月28日に一審で、2022年4月に受け取ったシャネルのバッグ一つについて「儀礼的なギフト」と認められ、懲役1年8カ月を言い渡された。ところがこの日、裁判部は、このシャネルのバッグについて「旧統一教会側が『国連第5事務局誘致などの懸案を金夫人と話し合いたい』と請託した事実があり、儀礼的なギフトとは見なし得ない」とした。残るもう一つのシャネルのバッグとグラフのネックレスも、請託の見返りだと認めた。裁判部はこのほかにも、被告が顧問料の名目で旧統一教会側から3000万ウォン(約320万円)を受け取った疑いなども有罪と認めた。

 被告は、検察と特検の取り調べでは「金夫人にブランド品を渡したことはない」と容疑を否認したが、昨年10月に裁判が始まると「金夫人にブランド品を渡した。本人が責任を負うべき」と立場を変え、金夫人側が返却したバッグとネックレスを特検に提出した。被告は昨年12月、裁判で「尹錫悦・前大統領夫妻は感謝を知らない人々」だと寂しさも訴えていた。

 シャーマンをしている被告は、金夫人が営む展示企画会社コバナ・コンテンツの顧問、尹錫悦大統領選キャンプのネットワーク本部顧問などとして活動し、尹錫悦政権の「陰の実力者」だとして物議を醸し続けていた人物だ。

イ・ミンジュン記者

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