トランプ大統領の中国けん制要求に呼応する小泉防衛相、太平洋島しょ国との連携強化訴え

 これらはこの地域で影響力を強める中国をけん制する狙いだ。中国は太平洋の島しょ国を「一帯一路」戦略における海上シルクロードの一部と見なし、港湾や道路などのインフラ整備に必要な巨額の借款を続けてきた。

 特にソロモン諸島で中国は複数の開発援助を続けており、2022年には「安保協定」まで締結した。中国船舶が治安維持目的でソロモン諸島に寄港・補給・停泊でき、さらに中国人保護の名目で中国軍や警察官を派遣できるとする条項もこれに含まれている。これにより「中国は米国とオーストラリア間の移動を困難にし、第2列島線を越えて軍事力を行使するのでは」との懸念が指摘されてきた。

 また小泉防衛大臣は台湾有事に備え、台湾と近い沖縄県の与那国島に2031年までに陸上自衛隊の防空ミサイルを配備する計画を表明するなど、中国抑止に向けた対策を引き続き進める考えを明確にしている。

■米国は日本の動きを歓迎「特別な同盟国」

 日本の一連の動きを米国も歓迎している。米国務省は日本の天皇誕生日前日の22日に祝賀声明を出し、日本を「特別な同盟国」として持ち上げた。昨年の2倍に相当する今回の声明で米国は「トランプ大統領と高市首相は米日関係の新たな黄金時代を開いた。米国と日本は自由への献身を根幹とする特別な同盟関係を構築している」「米国と日本は自由で開かれたインド太平洋を共に協力しながら守っている」として日本を称賛した。

 日本は最近100年ぶりに「桜外交」も再開した。今年の米建国250周年に合わせて寄贈する250本の桜の木の一部が先日ワシントン中心部のナショナルモールに到着した。ナショナルモールはフェイスブックに桜の木の写真を掲載し「1912年に日本が初めて桜の木を寄贈して以来続いてきた驚くべき文化交流を象徴している」と投稿した。

 1912年に当時の尾崎行雄・東京市長がワシントンに桜の木3020本を寄贈し、桜はワシントンの春の風物詩となった。2024年には当時の岸田首相が米建国250周年に合わせ250本を追加で寄贈する意向を伝え、高市首相も昨年10月にこの約束を確認した。米国の独立記念日(7月4日)までまだかなりの時間がある今の時期に日本が桜を送る狙いは、来月予定されている高市首相の訪米に先立ちトランプ大統領の好感を得るためとみられる。

東京=柳井(リュ・ジョン)特派員

【写真】米建国250周年 日本が寄贈した桜の木がワシントンに到着

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