空き家の大邸宅に住んで成功者アピールの女性(40)、建造物侵入および不法侵入罪で有罪判決 /メリーランド州

 【NEWSIS】米国人の女(40)が、インターネット上では230万ドル(約3億6000万円)相当の大邸宅で暮らし、「破産専門家」として活動しているとアピールしていたが、実際には他人の家に無断で居住していたことが明らかになった。米紙ニューヨーク・ポストが2月24日(現地時間)に報道した。

【写真】空き家の豪邸に勝手に住んで「成功者」をアピールしていた米国人の女(40)

 報道によると、タメイカ・グッド被告(40)はワシントンD.C.近郊のメリーランド州ベセスダにある広さ約2000坪(約6600平方メートル)の高級住宅に住み、「破産専門家」を自称してきた。

 グッド被告はネット上で800ドル相当の破産関連講義を販売し、高級自動車ポルシェの写真を交流サイト(SNS)に投稿するなど、実業家として成功しているかのように装っていた。

 ところが、裁判所に提出された破産記録によると、グッド被告の実際の月収は合計946ドルに過ぎなかった。そのうちの半分は政府から支援されている食料品支援金「フードスタンプ」だった。また、大邸宅も2025年の夏より前に所有者が差し押さえを受け、その後銀行が所有権を引き継いだ物件で、空き家の状態だった。

 グッド被告の「ウソの生活」は隣人イアン・チェンさん(19)が疑問を抱いたのがきっかけで発覚した。チェンさんは、2025年の夏より前に家主が差し押さえを受け、住宅も銀行に所有権が移った後、グッド被告が引っ越してきたため、疑問に思ったという。

 チェンさんは「彼女は家を自慢し、破産書類の作成を代行して800ドル受け取っていたが、実際には自分の財政状態をどうにもできていなかった」と語った。

 また、グッド被告は16歳の娘を学校ではなく近くの菓子店で働かせていたという。チェンさんは「両親は働いていないように見えた。娘は家族の唯一の収入源のように見えた」と語った。

 「近隣住民はこの件を児童保護サービスに通報したが、何の措置も取られなかった」とチェンさんは主張している。

 チェンさんはグッド被告の居住実態を撮影するためにカメラを設置した。これを知ったグッド被告はチェンさんに対してストーキングおよび不法侵入で訴訟を起こし、数カ月間にわたり脅迫し続けた。だが、この訴訟はメリーランド地方裁判所で却下された。

 そして、グッド被告は今年1月末、建造物侵入および不法侵入罪で有罪判決を受け、モンゴメリー郡の拘置所で90日間の刑を言い渡された。その後、5,000ドルの保釈金を払って釈放された。次の審理は3月30日に予定されている。

 大邸宅は現在、再侵入を防ぐため出入口と窓が封鎖され、鍵は交換されたとのことだ。

 チェンさんは「グッド被告は自分がその家に対して権利を持っていると心から信じている様子だった。発覚しないはずだと思い、無断で住もうと考えていたようだ」と語った。

キム・ヘギョン記者

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