外国人観光客にも朗報…韓国でようやくグーグルマップのルート検索が可能に

韓国の地図アプリは英語でのサービスが不十分

自動走行やドローンなどの導入も前倒しへ

外国人観光客にも朗報…韓国でようやくグーグルマップのルート検索が可能に

 グーグルはこれまで韓国政府に高精度地図の国外搬出を要求してきたが、今回政府がこれを条件付きで認めたため、韓国の地図アプリユーザーの間で「地図のガラパゴス化解消」への期待が高まっている。

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 これまで韓国国内ではグーグルマップのルート検索やナビの機能に制限があったが、今回高精度モードが可能になることで韓国を訪れる外国人観光客がより便利にマップを利用でき、韓国訪問のハードルが下がることが期待されている。韓国人ユーザーにとっても地図アプリがより多様になり、選択肢の幅が広がりそうだ。さらに韓国国内でもモビリティ、自動運転、ドローン、AR(拡張現実)ナビなど新たなサービスの導入が前倒しされるとみられ、ユーザーはより優れた機能をさまざまな形のサービスで、なおかつ低価格で享受できるとの期待が高まっている。

 文化体育観光部(省に相当)によると、昨年韓国を訪れた外国人は過去最高の1850万人を上回った。ただし急増の一方で、外国人観光客の不満として「グーグルマップが思い通り利用できない」という問題が以前から指摘されてきた。韓国観光公社が2024年に行った調査でも、グーグルマップは地図アプリの中で最も満足度が低かった(30.2%)。韓国でグーグルマップを使用する場合、公共交通機関以外の徒歩や自動車、自転車によるナビ機能が提供されないのがその理由だ。外国人観光客はその代わりとして韓国の地図アプリを使用してきたが、英語での検索機能が不十分なため、いわゆる言語の壁への不満を訴える声が多かった。

 韓国政府による今回の決定でグーグルマップの精度やその便利さが向上しそうだ。目的地までの正確な所要時間や経路などが分かる「ルート検索」や、オフラインマップのダウンロードなどの機能も可能になるとみられる。グーグルのクリス・ターナー副社長(対外協力政策知識・情報部門)は27日、グーグルコリアを通じて発表した声明で「今回の決定は大きな進展であり、グーグルは具体的なサービス提供に向けた方策を策定していく」との考えを伝えた。

 韓国IT業界の関係者は「安全保障や韓国企業への逆差別問題への懸念は今も残っているが、ユーザーの側に立ったスタンダードな世界的技術の導入という観点からは明らかに前向きな効果が期待できる」とコメントした。高麗大学情報保護大学院の林鍾仁(イム・ジョンイン)名誉教授は「今回の決定は、世界の今の潮流ではいわば避けられない選択だった」「マイナス面を最小限に抑えながら政策を進める必要があるだろう」とコメントした。

アン・ビョル記者

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