WBC:「東京ドームの奇跡」 韓国が豪州相手に難条件クリア、17年ぶり1次R突破

 この日のヒーローは文保景だった。文保景は2回表、無死一塁という場面で、LG所属でオーストラリアの先発投手ラクラン・ウェルズの2球目スライダーを逃さずにたたき、2ランにした。3回には先頭打者ジャーマイ・ジョーンズ(ジャーメイ・ジョーンズ)=デトロイト・タイガース=が二塁打、李政厚(イ・ジョンフ)=サンフランシスコ・ジャイアンツ=がタイムリーとなる二塁打で3-0とし、一死二塁の場面で文保景がフェンス直撃の二塁打を放って4-0にした。5回にも文保景が二死二塁でタイムリーを放ち、5-0までリードを広げた。この日4打点を追加した文保景は通算11打点をマークし、今大会の全選手で唯一、10打点以上を挙げている。

 これで準々決勝進出の条件を満たしたことになったが、オーストラリアはすぐさま反撃した。オーストラリアの先頭打者ロビー・グレンディニングが5回裏に蘇ヒョン準(ソ・ヒョンジュン)=KTウィズ=からソロホームランを放ったのだ。韓国が1点を追加しなければならない切迫した状況で、金倒永(キム・ドヨン)=起亜タイガース=が6回二死三塁でライト前タイムリーを放ち、6-1とした。

 韓国は8回裏、一死二塁のピンチで、金沢延(キム・テギョン)=斗山ベアーズ=がトラビス・バザーナ=クリーブランド・ガーディアンズ傘下=にタイムリーを許し、6-2に追い込まれた。このままでは1点差で1次ラウンド敗退という崖っぷちの状況で、9回表に一死一塁というチャンスを得た韓国は、李政厚のゴロを捕ったオーストラリアの遊撃手が送球ミスを犯し、ラッキーなこと一・三塁になった。続く安賢民(アン・ヒョンミン)が犠牲フライで1点を追加し、7-2とした。

 運命の9回裏の守備。趙丙炫(チョ・ビョンヒョン)が無失点に抑え、マイアミ行きを決めた。C組2位で準々決勝に進出した韓国は、今月14日午前7時30分にマイアミのローンデポ・パークでD組1位チームと準々決勝で対戦する。D組では現在、ドミニカ共和国とベネズエラがそれぞれ2勝を挙げている。

ヤン・スンス記者

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