製造中に汚染されたウェットシートでバクテリア感染、6人死亡 /英国

 【NEWSIS】英国のある製造施設で生産されたウェットシートが、危険なバクテリアに汚染され、これまでに6人が死亡、62人が感染していることが分かった。英保健当局は、問題のブランドの製品が手元にある場合はただちに廃棄するよう強く呼びかけている。

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 英メディア「ザ・サン」は6日(現地時間)、英健康安全保障庁(UKHSA)が医学学術誌「ユーロ・サーベイランス」に発表した報告書を引用し「バークホルデリア・スタビリス」というバクテリアの感染が発生していることを報じた。

 報告書によると、2026年2月の時点で感染確定59件と感染疑い3件、合わせて62人の感染が確認された。感染確認後、30日以内に死亡したのは6人(感染確定5人、感染疑い1人)で、このうち少なくとも1人はこのバクテリアへの感染が直接の死因になったことが分かった。

 感染者の年齢は0歳の乳児から93歳の高齢者まで幅広く、19歳以下の青少年と児童も15人含まれていた。感染者のうち39人は血液から、16人は傷口から菌が検出され、合わせて31人が入院治療を受けた。

 UKHSAは調査を実施し、汚染が確認された4つのブランドのアルコールフリー・ウェットシートについて「どんな状況でも絶対に使わないでほしい」と警告した。問題の製品は▲バリューエイド(ValueAid)▲マイクロセーフ(Microsafe)▲ステロプラスト・ステロワイプ(Steroplast Sterowipe) ▲リリワイプ(Reliwipe)-の4種類。このうち3種類は英国の同じ製造工場で作られていたことが分かった。

 これらの製品は非滅菌状態で製造され、傷口や静脈注射の血管を拭く際に使われるとバクテリアが体内に浸透するリスクが大きい。特に、今回検出されたバークホルデリア菌は、土壌や水に生息するバクテリアで、免疫体系が弱い人の場合は敗血症を誘発し、組織の損傷や臓器不全、最悪の場合には死に至ることもある。

 UKHSAのジェームス・エルストン博士は「問題の4製品は既に販売が中止されているが、家庭内の救急箱に入っている可能性が高い」として「非滅菌のアルコールフリーのウェットシートを傷口や荒れた皮膚に使うことは絶対にやめてほしい。問題の製品であることが分かったら直ちに廃棄しなければならない」と強調した。

 UKHSAは、傷の部分が完全に癒えていない場合や、けがをした後に発熱の症状が出た場合は、ただちに医療機関で相談するよう呼びかけた。

ムン・ジュンホ記者

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