韓国政府、電子入国申告書から「中国(台湾)」表記を削除…出発地・目的地表記が不要に

「関係部処(省庁)の協議を経て『直前の出発地』『次の目的地』を削除」
抗議を続けてきた台湾当局も「対抗措置をいったん保留」

【NEWSIS】台湾が一貫して抗議を続けてきた韓国の電子入国申告書上の「中国(台湾)」表記について、韓国政府はこの表記をなくすことにした。

 韓国外交部(省に相当、以下同じ)は3月31日「これまでの関係部処(省庁)間の協議を経て、(韓国)政府は電子入国申告書の『直前の出発地』『次の目的地』の項目を削除する方向で手続きを進めている」と明らかにした。韓国法務部が準備を進めているという。

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 2026年2月から施行された韓国の電子入国申告書システムには、入国者のパスポート上の国籍は「台湾」と表示されるが、出発地と次の目的地の選択項目では「中国(台湾)」と表示される。以前使用されていた紙の入国申告書では国籍や出発地は自由に記載できた。

 台湾政府はこれに抗議しソウルの台湾代表部などを通じて何度も訂正を求めてきたという。さらに台湾は3月1日から外国人居留証の韓国の表記を従来の「韓国(KOREA)」から「南韓(SOUTH KOREA)」に変更し、この日までに台湾からの抗議に正式な回答がない場合、4月1日から電子入国申告書上の韓国表記も変更する方針を示唆していた。

 韓国外交部は「今回の措置は台湾人訪問客の便宜を図るため出入国管理システムを簡素化し、紙の電子入国申告書様式と一致させるため」と説明した。今回の措置は台湾に限らず全体に適用されるという。

 この問題で中国政府とも協議が行われたかについて韓国外交部は「中国とは互いに関心を持つ問題について必要な意思疎通を行っている」と説明した。

 台湾政府は今回の韓国政府の措置を受け対抗措置をいったん保留することにした。

 台湾外交部の蕭光偉報道官は「韓国政府が海外からの訪問客の便宜を図るため電子入国カードシステムのアップデートに向け行政面・技術面での検討を政府内で行っていることを把握している」「この対応を受け台湾の電子入国システムの変更はいったん保留することにした」と明らかにした。台湾中央通訊社が伝えた。

ユ・ジャビ記者

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  • ▲韓国の電子入国申告書システムの出発地と次の目的地項目には台湾が「中国(台湾)」と表記されていた。2025年12月4日撮影。NEWSIS

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