現金入り封筒のやり取りの疑いを受けている尹官石、李成万、林鍾声の各元議員と許琮植議員は24年8、9月の一審で有罪判決が出た。しかし、昨年の二審では「イ・ジョングン録音ファイル」が違法に収集された証拠と判断され、無罪となった。イ・ジョングン氏に録音ファイルを検察に任意提出する意思があったかどうかは不明だという趣旨だった。
李成万元議員は昨年2月に最高裁で無罪が確定した。宋元代表も関連容疑で昨年1月の一審、今年2月の二審で無罪判決を言い渡された。検察は現金入り封筒授受容疑を巡り、宋元代表については上告を断念。尹官石、林鍾声の各元議員と許琮植議員については上告を取り下げ、無罪が確定した。
法曹界の一部からは、現金受領の疑いが持たれた民主党の現職・元議員の無罪が裁判所で確定するか、検察で不起訴処分になったからといって、現金入り封筒ばらまき疑惑が完全に解消されたわけではないとの指摘が出ている。裁判所が検察の証拠収集過程など捜査手続きを問題視し、無罪と判断しただけだからだ。 イ・ジョングン録音ファイルを合法的な証拠として認めた許議員らの一審判決は、民主党党大会で現金入り封筒がばらまかれたことを認めつつ、「選挙人を買収する不正行為は党の意思を歪め、民主主義の根幹を揺るがす重大な犯罪だ」と指摘した。
検察については、捜査過程で手続きをより厳格に守るべきだったという声もある。法曹界関係者は「検察はイ・ジョングン氏から任意提出ではなく、追加で捜索令状を取得して証拠を確保するか、裁判所で最初に違法な証拠収集との判断が出た際に別の証拠を探すべきだった」と述べ、「検察が適切に捜査していれば、党大会で金銭が行き交ったにもかかわらず、関係者の大半を処罰できないという事態は起きなかったはずだ」と語った。
ユ・ヒゴン記者