韓国総合株価指数(KOSPI)は6日、前日比6.45%高となり、7000の大台に乗せたが、騰落銘柄数は値下がり(679銘柄)が値上がり銘柄(200銘柄)を大幅に上回った。
これは今回の株価上昇が半導体「トップ2」であるサムスン電子、SKハイニックスに集中していることを鮮明に示している。両銘柄の時価総額はKOSPI全体の時価総額の47%に達している。その結果、多くの銘柄が値下がりしても、サムスン電子(14.4%高)とSKハイニックス(10.6%高)の急騰により、市場全体で株価が急上昇したかのような「錯覚」が生じた。中小型株が集中する店頭市場コスダックは0.29%安だった。
そのため「自分の持ち株は上がっていない」と嘆く投資家も少なくない。4月末以降、KOSPIが約12%上場する間、値上がりした銘柄は全体の5分の1にすぎない。大半の銘柄はむしろ値下がりしている。漢陽大経済金融学部のイ・ジョンファン教授は「韓国経済と同様に株式市場でも『K字型』の二極化が出現している。半導体企業の好調で最高値を相次いで更新しているが、中小型株やコスダックは弱含んでおり、KOSPI最高値連続更新を韓国経済全体の強さと勘違いしてはならない」と述べた。
■AI好況に沸くKOSPI、外国人も買い
KOSPIが短期間で7000の大台に到達した主因は間違いなく半導体だ。世界的にAI(人工知能)産業が拡大したことで、高帯域幅メモリー(HBM)など付加価値が高いチップの需要が急増し、それがサムスン電子とSKハイニックスの業績に対する期待につながっている。欧州系の投資銀行サクソバンクは「イラン発の悪材料にもかかわらず、AI半導体需要などに支えられ、KOSPIが過去最高値を記録している」と指摘した。
最近は外国人投資家が本格的に韓国株式市場へ流入している。年初来の3カ月で外国人投資家はKOSPIを構成する有価証券市場(メーンボードに相当)で約56兆8000億ウォン(約6兆1350億円)を売り越していたが、4月から「買い」に転じ、5月6日までに約7兆1836億ウォンを買い越した。6日も外国人投資家は約3兆1096億ウォンを買い越し、KOSPI急騰に拍車をかけた。
さらに、外国人が韓国の証券会社に口座を直接開設せずに、海外の証券会社などを通じ、サムスン電子などの韓国株を取引できる「総合口座」サービスが次々に提供されており、今後外国人の資金が韓国にさらに流入すると見込まれている。メリッツ証券リサーチセンター長のイ・ジンウ氏は「現在がAI産業の初期段階であることを考えると、今後KOSPIが1万の大台に到達するのは時間の問題だ」と述べ、楽観的な見通しを示した。