韓国政府「病室は男女区別せず男女混合にします」 批判殺到で撤回 

プライバシー侵害、性犯罪の懸念
病室の男女区分は引き続き維持することに決定

 韓国政府が、病院の病室を男女区分なく運営できるようにしようと言い出したものの、1日にその案を撤回した。プライバシー侵害や性犯罪の懸念による反対意見が殺到するや、従来通り病室の男女区分を維持することとした。

 韓国の現行の医療法施行規則は、入院用の病室を男女区別して運営するよう定めている。病院がこれに違反した場合、最初は是正命令、次に営業停止15日の処分を受ける。保健福祉部(省に相当)は最近、男女区別義務を削除する内容の医療法施行規則改正案を立法予告し、パブリックコメントを受け付けた。

 患者たちは、相部屋の特殊性を考慮しない行政だとして、強く反対した。病室で尿のカテーテルを交換したり着替えをしたりする状況がひんぱんにあるのに、カーテン1枚で異性と同じ空間を共有させるのはプライバシーや人権の侵害だ―というのものだった。盗撮・わいせつ行為に対する社会的な警戒が高まっている状況を考慮していない、という意見だった。

 世論が悪化したことを受け、保健福祉部は病室の男女区分を維持することとした。ただし、必要な場合には、他の患者に被害が無い範囲で例外を認めるようにした。夫婦や直系家族が看病のために2人部屋を一緒に使ったり、性別を区分して集中治療室を使うことが困難であったりする場合などが該当する。

ホン・ダヨン記者

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