ケニア、台湾代表団の学術大会出席を認めず帰国させる

台湾側「中国の圧力」
海洋会議(OOC)への参加者、「台湾のパスポートは認めない」との理由で入場できず
台湾側「人権と国際規範に違反する野蛮な行為」と批判

 【NEWSIS】アフリカのケニアでの国際学術大会に招待されていた台湾の学者や公務員ら台湾代表団が、イベントへの出席を拒否され、長時間にわたり空港に足止めされた末に帰国を余儀なくされていたことが分かった。

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 ケニアでは16日から18日まで「第11回 わたしたちの海洋会議(OOC)」が開催されている。

 この学術大会および関連会議には台湾行政院海洋委員会(OAC)に所属する8人の代表団が招待されていた。

 台湾メディア「自由時報」などが17日に報じたところによると、主催者側は「台湾のパスポートは認めない」との理由で代表団に発給された電子ビザを取り消し、既に到着していた学者2人と外交部の職員2人についてはパスポートと携帯電話を没収して空港内の留置所に20時間以上抑留した末に台湾に帰国させた。

 台湾外交部は16日に声明を発表し、中国がケニア政府に対し、台湾の学者らの学術会議出席を拒否するよう圧力をかけたことを強く糾弾した。

 自由時報によると、台湾国立大学の女性学者は学会出席の招待を受けて12日にケニアに向けて出国し、14日に外交部関係者と共に学会会場に到着したが、パスポートの問題で入場が拒否された。

 2人は空港に引き返させられると、それぞれパスポートと携帯電話を没収されて20時間以上空港に留め置かれ、追放直前まで追い込まれた末に16日に台湾に帰国した。

 この女性学者は携帯電話を没収される1分前に空港の留置所の写真を撮影した。

 海洋委員会の管碧玲・主任委員の話によると、女性学者は1人で抑留されて非常に不安になり、自分の身が心配になって涙がとめどなくあふれたという。

 学者や外交部職員が空港に留め置かれている間、ケニア側による尋問や詮索はなかった。

 代表団を派遣する予定だった台湾の海洋委員会は、ケニア政府の非友好的な対応と代表団の安全面に対する懸念から、学術大会への不参加を決定した。

 海洋委員会の管碧玲・主任委員は、これまでOOCが台湾代表団に対し最低限の基本的な尊重と受け入れ体制を維持していたものの、今年は登録システムから「台湾」という選択項目が削除されるなど対応が大きく変化したと指摘した。

 台湾の海洋委員会は2022年にOOCに初めて参加し、その後は公式に招待されてきた。参加が拒否されたのは今回が初めてだとして、ケニア政府の対応を強く非難した。

 海洋委員会は、「ケニア政府は中国の圧力によって台湾の学者と公務員の個人的自由と通信の自由を制限するという野蛮な行為を働いている」と強く糾弾し、抗議を表明した。

 さらに「登録、認証、入国から実際の参加に至るまで、ケニア政府が一貫して不当な制限を加え、台湾の国際活動空間を明白かつ意図的に狭めた」と主張した。

 また、ケニア政府が台湾と国際社会の正常な勾留を妨害し、個人の自由とコミュニケーションの自由を制限するなど人権と国際規範に違反する野蛮な行為を働いたと糾弾した。

ク・ジャリョン記者

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